太陽戦隊サンバルカン
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『太陽戦隊サンバルカン』(たいようせんたいサンバルカン)は、1981年(昭和56年)2月7日から1982年(昭和57年)1月30日までテレビ朝日系列で毎週土曜日18:00 - 18:30に全50話が放送された、東映製作の特撮テレビドラマシリーズ「スーパー戦隊シリーズ」第5作である。
「バトルフィーバーJ」以来続いたマーベル・コミック・グループ提携による最後の作品でもある。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
スーパー戦隊シリーズ | ||
第4作 | 電子戦隊 デンジマン |
1980年2月 ~1981年1月 |
第5作 | 太陽戦隊 サンバルカン |
1981年2月 ~1982年1月 |
第6作 | 大戦隊 ゴーグルファイブ |
1982年2月 ~1983年1月 |
目次 |
[編集] ストーリー
ベーダー一族との戦いが終わり平和がきた。だが、その平和が長くは続かなかった・・・。北極に本拠を置く機械帝国ブラックマグマが、火山王国である日本の地熱を狙い、日本への侵略活動を開始したからだ。これに対抗し、国連が提唱する地球平和守備隊より選抜された3名の隊員による特殊部隊が結成された。嵐山大三郎が率いる彼らこそ、『太陽戦隊サンバルカン』である。
[編集] 特徴
当作品が放送される頃から、東映社内や雑誌メディア等に「スーパー戦隊シリーズ」及び「戦隊シリーズ」の総称が散見されるようになった。
最大の特徴はやはり戦隊チームが男性3人であることだろう(なお、役名の下の名前は役者本人の下の名前と全員同じ。但し劇中ではあまり出てこない)。これには当時の女児をはじめ、視聴者から女性メンバー復活の声が多数寄せられた。翌年の『大戦隊ゴーグルファイブ』では女性メンバーが復活し、これ以降女性メンバーのいない戦隊は製作されていない。またリーダーであるバルイーグルが途中でNASAに留学するという設定で交代したが、戦隊シリーズで中心的な役割を持たされているレッド役が途中で交代すると言うのも、この作品のみ(どちらも2006年現在、後述も参照)。
もう1つの特徴として、前作『電子戦隊デンジマン』のラストで北極で眠りについた敵役・へドリアン女王がブラックマグマの手によって蘇生した、という設定で引き続きレギュラー出演している。また嵐山長官がデンジ星人のことを知っていることもストーリー内で語られている。つまり「デンジマン」と「サンバルカン」の世界は繋がっており、シリーズ唯一の続編ということになる。実際「デンジマン」の稿でも述べられているように、デンジマンに変身して戦ったあの5人がゲスト出演する案もあった。 また、「宇宙警察」の存在など、後のメタルヒーローの原型となった「宇宙刑事ギャバン」への伏線もいくつか散見できる。
嵐山長官は名優・岸田森が演じている。シリアスさとコメディーの両面を見せ、さらに最終回においてサンバルカンチームではなく彼が敵の親玉を倒してしまうなど、存在感ある演技を見ることができる。舞台裏では若い主演陣を守り立てる存在でもあった。しかし放送終了から僅か11ヶ月後の1982年12月に食道癌のため急逝したことにより、本作は彼の遺作となってしまった。
また、サンバルカンロボは戦隊シリーズ初の複数のメカが合体して完成するロボットであり、バルイーグルは戦隊シリーズ初の剣を持った(剣をメイン武器にした)主人公である。
[編集] 太陽戦隊
- 初代バルイーグル(赤)/大鷲龍介(おおわし りゅうすけ)
- 25歳。元地球平和守備隊・空軍将校。飛行機の操縦はプロ中のプロで、名前の如く「空を飛ぶために生まれてきたような男」。巧みな変装術も身に着けている。23話でNASAからお呼びがかかり、スペースシャトル操縦士を目指してアメリカに旅立った。
- 2代目バルイーグル(赤)/飛羽高之(ひわ たかゆき)
- 25歳。元地球平和守備隊・空軍将校で大鷲とは同期。彼の後任として23話からサンバルカンの一員に。非番のときは剣道の師範を勤める剣の達人であり、日ごろから鍛錬を欠かさない。不撓不屈の精神力の持ち主で、周囲に明るく振舞っている。飛行機の操縦の腕前も大鷲に匹敵している。
- バルシャーク(青)/鮫島欣也(さめじま きんや)
- 23歳。元地球平和守備隊・海軍将校。何より海を愛する男であり、大学で海洋学を学んできた。マリンスポーツが得意。考古学者の父らとともにかつてアフリカに住んでいた時、その両親と弟を戦争で亡くしたため、平和を乱す者に対して憎悪を持っている。自ら志願してサンバルカンの一員になった。
- バルパンサー(黄)/豹朝夫(ひょう あさお)
- 19歳。元地球平和守備隊・レンジャー部隊隊員。明朗な性格の持ち主。細身の体に似合わずかなりの大食漢で「スナックサファリ」のカレーを食べるシーンが劇中では頻出した。俊足の持ち主でもあり、どんな絶壁でも軽々とこなす身軽な運動神経を持っている。実家は飛騨にあり、林業を営む父(小林朝夫の実父である小林亜星が演じた)と2人暮らしだった。
- 嵐山大三郎(あらしやま だいざぶろう)
- 太陽戦隊の長官を務め、戦略家としても科学者としても一流で様々な分野の知識にも精通している。仮の姿は喫茶店・「スナックサファリ」のマスターであり、どうやら料理の腕前までも一流らしく、かなりの材料と時間をかけて作った「サファリカレー」が名物になっている。
- 白バラ仮面/嵐山美佐(あらしやま みさ)
- 嵐山の娘で、太陽戦隊の秘書兼通信係を務める。自らも戦士の一員の意識があり、29話で白バラ仮面として登場した。仮の姿は「スナックサファリ」のウエイトレスとして行動している。
- シーシー
- 美佐が飼っているペットの犬。見た目こそ普通の犬だが、実はサイボーグという設定となっている。言葉を理解し、話すことも出来るが、その言葉遣いは乱暴である。
- 矢沢助八(やざわ すけはち)
- 23話から登場。通称「助八どん」。コック見習いとして「スナックサファリ」に雇われた。明朗で滑稽な性格の持ち主で軽はずみな面もあるが、場を和ませるムードメーカーでもある。終盤、嵐山たちが店を空けるようになってからは、一人で店を切り盛りした。
[編集] 武器・装備
サンバルカンが装着するバルカンスーツは、どんな砲弾を受けても、その衝撃を吸収するSA繊維、どんな高熱にも耐えるファイヤーベスト、どんな薬品にも溶けないハイパワー繊維等の多重構造となっている。
- バルカンスティック
- 腰にさげている棒状の万能武器。打撃のほか、先端から通信機を発射したり、メンバーごとに火炎や水を発したり、地割れを起こしたりできる。飛羽は、これを変形させた日本刀をも振るう。バットに変形させた事もある。最終回、全能の神を仕留めたのはこの武器。
- バルカンボール
- サンバルカンの必殺武器であるボール型爆弾。バレーボールの形状をしている。
- ニューバルカンボール
- イナズマギンガーにバルカンボールを破られたため、新たに開発された新必殺武器。バルカンボールをパワーアップさせたボール型爆弾で、ラグビーボールの形状をしている。
- バルカンアイ
- ゴーグル部分に装備された透視スコープ。
- バルカンイヤー
- 10km先の針の落ちる音も聞き取れる。
[編集] 能力・技
[編集] バルイーグルの技
- 剣
- 2代目イーグルの使う日本刀。バルカンスティックを変形させたもの。刀に空気中の静電気を集め、メカを狂わせ倒す「飛羽返し」、その強化版の「新飛羽返し」、敵を素早く十字に切り裂く「秘剣流れ十文字」などの技がある。
- イーグルファイヤー
- バルカンスティックから火炎を放射する。
- 電撃稲妻走り
- 刀を地面に突き刺し、電撃を放出する。複数の敵に有効。
- 太陽電撃剣
- バルカンスティックを地面に突き刺し、敵に向かって火花をスパークさせる。
- イーグルフラッシュ
- 刀を垂直に構え、電撃状の光線を放つ。40話で使用。
- イーグルウイング
- 両手を広げ、鷲が飛ぶかのように敵に向かって飛び込む。
- 太陽パンチ
- イーグルウイングから繋いで使用する技。両手を広げて、左右から打撃を決める。技名は「パンチ」だが、技の性質はチョップに近い。
- イーグルダイビング
- 太陽で目をくらませながら敵に飛び込む。
- スカイイーグル
- 空を飛びながら敵を蹴散らす。
- イーグルキック
- ドロップキックを食らわす。
[編集] バルシャークの技
- シャークウォッシャー
- バルカンスティックから金属を溶かす溶解泡を噴射する。
- シャークジョーズ
- 両腕を前に突き出し、鮫が相手をかみ砕くかのように両手で相手の頭を攻撃する。
- シャークタイフーン
- 空中きりもみ回転しながら頭から体当たりする。
- シャークダイビング
- 海や川に飛び込み、水中から敵に奇襲をしかける。
- シャークローリング
- 地面に横たわって全身を回転させながら突進し、敵の足を払う。
- スカイシャーク
- グライダーのように滑空して敵を蹴散らす。
- ジョーズアタック
- 敵を体当たりで跳ね飛ばす。別名・シャークアタック。スカイシャークの後に使うこともある。
- 水面蹴り
- 敵の足元を狙う技。
[編集] バルパンサーの技
- パンサーギャラクシー
- バルカンスティックを地面に突き刺し、地割れを起こす。
- パンサークロー
- 豹の手のように曲げた手でパンチを連打する。
- ローリングパンサー
- 高速でバク転しながら体当たりする。
- パンサー投げ
- 二人の敵の間でバック転し、その勢いを利用して投げ飛ばす。
- パンサーボンバー
- 敵に飛びかかっての必殺パンチ。
- パンサーもぐら
- 両手で地中を掘り進む。3人で使用した事もある。
- スカイパンサー
- 空中に飛び上がる。
- パンサー将棋倒し
- 数人のマシンマンを、将棋倒しの応用でまとめて倒す。
[編集] 合体技
- 太陽ジャンプ
- 3人で一斉に回転ジャンプする。主に名乗りの前に行う。
- 太陽キック
- 3人が空中で横に並び、同時に飛び蹴りを繰り出して、最後に回転してドロップキックを放つ。一人ずつ連続で蹴るパターンもある。太陽ジャンプを3回行ってから放つ「3段飛びキック」というバリエーションもある。
- 太陽シャワー
- バルカンスティックを合わせて閃光を放ち、敵の目を眩ます。
- バルカンスティック3段叩き
- 3人で一斉にバルカンスティックで殴りつける。
- サンバルカン合体剣
- 3人で櫓を組み、バルカンスティックの先端を合わせて光線を放つ。
- バルカンシュート
- 3本のバルカンスティックを地面に突き刺して電撃を走らせる。
- スカイジェッター
- ジャンプして、イーグルウイング、シャークジョーズ、パンサークローの3つを連続で決める。似た技として、スカイイーグル、シャークジョーズ、パンサークローの3つを連続で決める「アニマルアタック」もある。
- スクラムハリケーン
- 3人が背中合わせになって回転し、その風圧で敵の攻撃を跳ね返す。
- トリプルアタック
- イーグルダイビング、シャークタイフーン、ローリングパンサーを連続で放つ。
- トリプルタックル
- 3人同時に敵にタックルし、何度も殴りつける。イソギンモンガーに使用。
- トリプルキック
- 3人同時にジャンプして、宙返りから飛び蹴りを放つ。
- サンバルカンもぐら叩き
- 3人がそれぞれの色のピコピコハンマーを持ち、地中から出てきた敵の頭を殴る。アルマジロモンガーに使用。
- スクランブルステップ
- 足踏みをして地響きを起こす。14話で地中に潜ったマシンマンに使用。
- ストロボアタック
- 3人で並んで敵に向かって消えたり現れたりしながら突進し、1人ずつバルカンスティックで攻撃する。チャガマモンガーに使用。
[編集] メカニック
- ジャガーバルカン
- コズモバルカンとブルバルカンを運ぶ巨大母艦。鋭い牙があり、敵の巨大モンスター(ハナビモンガー)に噛み付いたこともある。通常の武装はエンディングでも毎週放っているミサイル。その他救助クレーンとバリヤー破壊ビーム(43話で使用)を装備。
- サンドバルカン
- バルイーグルのスーパーカー。最高時速500キロ。
- シャークマシーン
- バルシャークのバイク。水上も走れる。
- パンサーマシーン
- バルパンサーのバイク。
- バルカンベース
- 太陽戦隊本部。群馬サファリパークの地下に隠されていた。
- ニューバルカンベース
- バルカンベースが破壊された後の新しい基地。海岸にあり、ジャガーバルカン発進時に地下から出てくる。
[編集] 巨大ロボ
- サンバルカンロボ
- 超硬金属バルカン鋼製
- 全高:50m
- 重量:4500t
- 飛行速度:マッハ10
- 出力:500万馬力。
- コスモバルカンとブルバルカンが「合体、グランドクロス!」の合図で合体する巨大ロボ。武器はトンファーのバルトンファや鎖付きマジックハンドのバルハンド、周囲に回転刃の付いた盾バルシールドや腕のバルカン砲。
- 胸から放つV字型光線バルカンビクトリー(別名・バルカンサン)や両拳を炎に包んで放つファイヤーパンチ、右手を巨大化させて敵を叩く鉄拳モグラたたき(話によっては「ゴキブリ叩き」、「モンガー叩き」と呼ばれることも)や胸から放つ渦状光線太陽スクリュー、目から放つ閃光バルカンフラッシュや透視光線バルカンフラッシュシースルーといった技が使える。また、十字架を弱点とするサターンモンガーに対しては、バルトンファと太陽剣を交差させる太陽クロスを使用した。必殺技は太陽剣を用いた太陽剣・オーロラプラズマ返し。
- コスモバルカン
- バルイーグルの乗る大型戦闘機。サンバルカンロボの腰から上の上半身、及び肩・二の腕になる。武器はバルカン砲。飛行速度はマッハ12。出力は200万馬力。
- ブルバルカン
- バルシャーク、バルパンサーの乗る戦車。サンバルカンロボの足部になり、肘より先を収納。武器はミサイル、チェーン、バルカンクレーン。走行速度は時速580km。出力は300万馬力。
[編集] 機械帝国ブラックマグマ
北極の要塞「鉄の爪」を拠点とする機械生命体の帝国。邪悪な「黒い太陽神」を崇め、世界支配を目論む。強大な科学力と冷徹な作戦行動で、世界各地でテロの嵐を吹き荒れさせた。機械生命体は地熱エネルギーを動力源としており、その為にマグマが豊富な日本を第一攻撃目標とした。
[編集] 首領・幹部
- ヘルサターン総統
- ブラックマグマの支配者。黒い仮面と黒服をまとう正体不明の怪人物。その正体は機械人間で、全能の神の忠実な部下だった。
- 全能の神
- ブラックマグマの真の支配者。人間の脳のような姿をしているが、正体は不明。
- ヘドリアン女王
- かつてデンジマンと戦ったベーダー一族の女王。北極の氷の中で眠っていたが、5話でメカ心臓を埋め込まれ復活した。妖魔術を操り、サンバルカンを苦しめる。
- アマゾンキラー
- 23話より登場した、ベーダー一族の行動隊長。ヘドリアン女王に招かれ、ブラックマグマに参入した。ゼロガールズを率いて前線の指揮を執る。
- ゼロガールズ
- スパイ活動を担当する女性型のメカ人間。四人一組(ゼロワン、ゼロツー、ゼロスリー、ゼロフォー)で行動していたが、22話でゼロワンが死亡。以後はアマゾンキラーの指揮下に入る。
- イナズマギンガー
- 45話から登場。かつてアマゾンキラーと組んで宇宙海賊をしていた『銀河無敵の電気男』。銀河警察に追われ、地球に逃げ込んできた。二丁拳銃を自在に操り、バルカンボールも通じない強敵。策略家としても優れている。ブラックマグマの乗っ取りと地球支配を企むが、ヘルサターンの逆襲によって49話で機械生命体イナズマモンガーにされ、サンバルカンと対決、敗北した。
[編集] その他
- 機械生命体
- ブラックマグマの尖兵として送り込まれる、作戦遂行用の怪物。機械元素体と動物の生命を合成させて作られる。大ダメージを受けると体内の巨大化システムが起動し、「巨大モンガー!」と叫びながら巨大化する。
- ダークQ
- スパイ用機械人間。人工皮膚を被り、人間社会に潜り込んでいる。
- マシンマン
- ブラックマグマの機械兵士。工場で大量生産されている。戦闘からダークQの製造まで、幅広い任務をこなす。武器は三叉の剣。
- ヘルファイター
- ブラックマグマの紋章を象った小型戦闘機。武器は6門のレーザー砲。最高速度はマッハ2。
[編集] キャスト
[編集] レギュラー
- 川崎龍介:大鷲龍介
- 新堀和男:バルイーグル(スーツアクター)
- 五代高之:飛羽高之
- 杉欣也:鮫島欣也
- 柴原孝典:バルシャーク(スーツアクター)
- 小林朝夫:豹朝夫
- 伊藤久二康:バルパンサー(スーツアクター)
- 飯塚昭三(声)、日下秀昭(スーツアクター):ヘルサターン総統、
- 柴田秀勝:全能の神(声)
- 曽我町子:ヘドリアン女王
- 賀川雪絵:アマゾンキラー
- 北川たか子:ゼロワン
- 東まり子:ゼロツー
- 宇田川由紀:ゼロスリー
- 高島敏子(1~4話)、 広京子(5~50話):ゼロフォー
- 渡部猛:イナズマギンガー(声)、ウミヘビモンガー(声)
- 春田純一:イナズマギンガー(スーツアクター)
[編集] セミレギュラー/ゲスト
- 大宮悌二:ジムシモンガー(声)、トリモンガー(声)、マジンモンガー(声)、キカイモンガー(声)、ハラペコモンガー(声)
- 依田英助:シーラモンガー(声)、ナウマンモンガー(声)、ヤキュウモンガー(声)、ムゲンモンガー(声)、サソリモンガー(声)、クモモンガー(声)、シダモンガー(声)、ダイヤモンガー(声)、アイアンモンガー(声)、アルマジロモンガー(声)、タイムモンガー(声)、トビバコモンガー(声)、ガスモンガー(声)、カメラモンガー(声)、ガマモンガー(声)、レスラーモンガー(声)、イソギンモンガー(声)、カブトガニモンガー(声)、オオダコモンガー(声)、タガメモンガー(声)、エイリアンモンガー(声)、クリスタルモンガー(声)、バッファローモンガー(声)、カミナリモンガー(声)、ペッタンモンガー(声)、ノロイモンガー(声)、サターンモンガー(声)、トーテムポールモンガー(声)、ムカデモンガー(声)、ドラゴンモンガー(声)、ムササビモンガー(声)、シノナワモンガー(声)、ミイラモンガー(声)
- 西尾徳:カニモンガー(声)、メカメカモンガー(声)、ボクサーモンガー(声)、ファイターモンガー(声)
- 瀬能礼子:バラモンガー(声)
- 神山卓三:ゴキブリモンガー(声)、チャガマモンガー(声)
- 井上三千男:コウモリモンガー(声)
[編集] スタッフ
- 原作:八手三郎
- 脚本:上原正三、曽田博久、高久進、酒井あきよし、松下幹夫、筒井ともみ
- 音楽:渡辺宙明
- ナレーション:大平透
- 特撮監督:矢島信男
- 撮影:石橋英敏、加藤弘章、高岩震
- 助監督:加島忠義、小中肇、坂本太郎、三ツ村鐵治
- 車輌制作:十和モータース
- オートバイ協力:鈴木自動車
- 撮影協力:群馬サファリパーク
- アクション監督:山岡淳二、横山稔
- プロデューサー:碓氷夕焼(テレビ朝日)、吉川進、鈴木武幸(東映)
- 監督:竹本弘一、小林義明、服部和史、東條昭平、平山公夫、奥中惇夫、加島昭、山田稔
- 製作:テレビ朝日、東映、東映エージェンシー
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ
- エンディングテーマ
- 『若さはプラズマ』
- 歌:串田アキラ、こおろぎ'73/作詞:山川啓介/作曲:渡辺宙明
- 『1たす2たすサンバルカン』
- 歌:串田アキラ、コロムビアゆりかご会/作詞:山川啓介/作曲:渡辺宙明
- エンディングが2曲あるのは、秘密戦隊ゴレンジャー、電磁戦隊メガレンジャー、特捜戦隊デカレンジャーと本作のみ。ただし、メガレンジャーとデカレンジャーは通常版と特殊版の2曲という扱いの方が適切で、メガレンジャーの特殊版は夏季限定、デカレンジャーの特殊版は女性隊員が主となった話の時のみ使用していた。他にも最終回のみ、挿入歌をエンディングに使っていた作品が幾つかある。
[編集] 挿入歌
- 『たたかいのテーマ』
-
- 作詞:山川啓介/作・編曲:渡辺宙明/歌:串田アキラ、こおろぎ'73
- 『君はパンサー』
-
- 作詞:山川啓介/作曲:渡辺宙明/編曲:いちひさし/歌:水木一郎
- 『輝け!サンバルカン』
-
- 作詞:山川啓介/作・編曲:渡辺宙明/歌:水木一郎、こおろぎ'73、コロムビアゆりかご会
- 『スーパーウーマンゼロガールズ』
-
- 作詞:山川啓介/作曲:渡辺宙明/編曲:いちひさし/歌:かおりくみこ
- 『ファイト!サンバルカンロボ』
-
- 作詞:山川啓介/作曲:渡辺宙明/編曲:いちひさし/歌:串田アキラ、こおろぎ'73
- 『夢の翼を』
-
- 作詞:山川啓介/作曲:渡辺宙明/編曲:いちひさし/歌:串田アキラ
- 『海が呼んでいる』
-
- 作詞:山川啓介/作・編曲:渡辺宙明/歌:水木一郎
- 『太陽マーチ』
-
- 作詞:山川啓介/作曲:渡辺宙明/編曲:いちひさし/歌:水木一郎、こおろぎ'73、ザ・チャープス
- 『ぼくらのサンバルカン』
-
- 作詞:山川啓介/作曲:渡辺宙明/編曲:いちひさし/歌:串田アキラ、こおろぎ'73、コロムビアゆりかご会
- 『あしたがあるさ』
-
- 作詞:山川啓介/作・編曲:渡辺宙明/歌:水木一郎
- 『戦う仲間サンバルカン』
-
- 作詞:山川啓介/作・編曲:渡辺宙明/歌:串田アキラ、こおろぎ'73
[編集] 放映リスト
- カッコ内の人物は声の出演者。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | スタッフ |
---|---|---|---|---|
1981/2/7 | 1 | 北極の機械帝国 | ジムシモンガー | 監督-竹本弘一 脚本-上原正三 |
1981/2/14 | 2 | 人類が消滅する日 | シーラモンガー | |
1981/2/21 | 3 | 日本に挑む鉄の爪 | ナウマンモンガー | |
1981/2/28 | 4 | 少年探偵とスパイ | トリモンガー | |
1981/3/7 | 5 | 邪悪な太陽神 | マジンモンガー | 監督-小林義明 脚本-上原正三 |
1981/3/14 | 6 | 機械の支配する家 | キカイモンガー | |
1981/3/21 | 7 | 野獣バッターと涙 | ヤキュウモンガー | 監督-服部和史 脚本-上原正三 |
1981/3/28 | 8 | 父が歌う手まり唄 | ムゲンモンガー | |
1981/4/4 | 9 | 怪物になったパパ | サソリモンガー | 監督-小林義明 脚本-上原正三 |
1981/4/11 | 10 | 待ちぶせ毒ぐも館 | クモモンガー | 監督-小林義明 脚本-曽田博久 |
1981/4/18 | 11 | 哀しみのメカ少女 | シダモンガー | 監督-東條昭平 脚本-上原正三 |
1981/4/25 | 12 | ダイヤを食う女王 | ダイヤモンガー | |
1981/5/2 | 13 | 生命を持つ黒い玉 | アイアンモンガー | 監督-平山公夫 脚本-上原正三 |
1981/5/9 | 14 | 地球が降伏する日 | アルマジロモンガー | 監督-平山公夫 脚本-高久進 |
1981/5/16 | 15 | 女王の欲ばり踊り | タイムモンガー | 監督-東條昭平 脚本-曽田博久 |
1981/5/23 | 16 | 悪魔が校庭を走る | トビバコモンガー | 監督-東條昭平 脚本-上原正三 |
1981/5/30 | 17 | 怪談! お化けの谷 | ガスモンガー お化け軍団 |
監督-小林義明 脚本-曽田博久 |
1981/6/6 | 18 | びっくり大スター | カメラモンガー | 監督-小林義明 脚本-上原正三 |
1981/6/13 | 19 | 危険な100点少年 | ガマモンガー | 監督-服部和史 脚本-曽田博久 |
1981/6/20 | 20 | 機械レスラーの罠 | レスラーモンガー | 監督-服部和史 脚本-上原正三 |
1981/6/27 | 21 | 潮風がはこぶ愛 | イソギンモンガー | 監督-東條昭平 脚本-酒井あきよし |
1981/7/4 | 22 | 東京大パニック! | カブトガニモンガー | 監督-東條昭平 脚本-松下幹夫 |
1981/7/11 | 23 | 銀河魔境の女隊長 | オオダコモンガー | 監督-平山公夫 脚本-上原正三 |
1981/7/18 | 24 | 浜名湖のネッシー | タガメモンガー | |
1981/8/1 | 25 | ドッキリ海蛇の穴 | ウミヘビモンガー | 監督-平山公夫 脚本-曽田博久 |
1981/8/8 | 26 | ハラペコ満腹料理 | ハラペコモンガー | 監督-平山公夫 脚本-上原正三 |
1981/8/15 | 27 | 真夏の夜の大恐怖 | エイリアンモンガー | 監督-小林義明 脚本-上原正三 |
1981/8/22 | 28 | 助八は敵か味方か | クリスタルモンガー | 監督-東條昭平 脚本-上原正三 |
1981/8/29 | 29 | 美剣士白バラ仮面 | バラモンガー | 監督-東條昭平 脚本-曽田博久 |
1981/9/5 | 30 | 大暴れ夢の大怪獣 | バッファローモンガー | 監督-平山公夫 脚本-上原正三 |
1981/9/12 | 31 | 大東京シビレ音頭 | カミナリモンガー | 監督-平山公夫 脚本-筒井ともみ |
1981/9/19 | 32 | 顔泥棒を逮捕せよ | ペッタンモンガー | 監督-小林義明 脚本-曽田博久 |
1981/9/26 | 33 | 憎いおしゃれ泥棒 | カニモンガー | 監督-東條昭平 脚本-曽田博久 |
1981/10/3 | 34 | 呪われた亡霊たち | ノロイモンガー | 監督-東條昭平 脚本-筒井ともみ |
1981/10/10 | 35 | 友達!? クカラッチャ | ゴキブリモンガー | 監督-奥中惇夫 脚本-曽田博久 |
1981/10/17 | 36 | エスパー | サターンモンガー | 監督-奥中惇夫 脚本-上原正三 |
1981/10/24 | 37 | 日見子よ | ||
1981/10/31 | 38 | 豹朝夫のおやじ殿 | トーテムポールモンガー | 監督-加島昭 脚本-上原正三 |
1981/11/7 | 39 | 尻もちおてんば娘 | ムカデモンガー | 監督-服部和史 脚本-筒井ともみ |
1981/11/14 | 40 | なかよし暗殺天使 | コウモリモンガー | 監督-服部和史 脚本-曽田博久 |
1981/11/21 | 41 | 七化けドロンパ狸 | チャガマモンガー | 監督-東條昭平 脚本-筒井ともみ |
1981/11/28 | 42 | 寝坊少年の白昼夢 | ドラゴンモンガー | 監督-東條昭平 脚本-曽田博久 |
1981/12/5 | 43 | 君も天才になれる | メカメカモンガー | 監督-加島昭 脚本-酒井あきよし |
1981/12/12 | 44 | 大脱走・ヘリ爆破 | ムササビモンガー | 監督-服部和史 脚本-筒井ともみ |
1981/12/19 | 45 | 銀河無敵の電気男 | ボクサーモンガー イナズマギンガー |
監督-山田稔 脚本-上原正三 |
1981/12/26 | 46 | 女隊長の(秘)作戦 | シノナワモンガー | |
1982/1/9 | 47 | 機械帝国の反乱 | ファイターモンガー イナズマギンガー |
監督-服部和史 脚本-上原正三 |
1982/1/16 | 48 | 奪われた巨大空母 | ミイラモンガー | 監督-山田稔 脚本-上原正三 |
1982/1/23 | 49 | 女王最期の妖魔術 | イナズマモンガー(イナズマギンガー) | |
1982/1/30 | 50 | 輝け北極オーロラ | 全能の神 ヘルサターン総統 キングマグマー アマゾンキラー ゼロガールズ |
[編集] 劇場版
- 太陽戦隊サンバルカン(1981年7月18日公開)
- 脚本:上原正三/監督:東條昭平
- 登場怪人:ハナビモンガ−
- 東映まんがまつりの一編として公開された。
[編集] 放映ネット局
- 東京都・関東広域圏 ANB(現EX) テレビ朝日
- 北海道 HTB 北海道テレビ放送
- 青森県 RAB 青森放送
- 岩手県 IBC岩手放送
- 宮城県 KHB 東日本放送
- 秋田県 ABS 秋田放送
- 山形県 YBC 山形放送
- 福島県 FCT 福島中央テレビ(1981年2月~1981年9月)
- →KFB 福島放送(1981年10月~1982年1月)
- (現SATV 静岡朝日テレビ)
- 愛知県・中京圏 NBN 名古屋テレビ放送
- 近畿広域圏 ABC 朝日放送
- 鳥取県・島根県 NKT 日本海テレビ
- 岡山県・香川県 KSB 瀬戸内海放送
- 広島県 HOME 広島ホームテレビ
- 山口県 TYS テレビ山口
- 徳島県 JRT 四国放送
- 香川県 KSB 瀬戸内海放送
- 愛媛県 EBC 愛媛放送(現テレビ愛媛)
- 高知県 KUTV テレビ高知
- 福岡県・佐賀県 KBC 九州朝日放送
- 長崎県 NBC 長崎放送
- 熊本県 TKU テレビ熊本
- 大分県 OBS 大分放送
- 宮崎県 MRT 宮崎放送
- 鹿児島県 KTS 鹿児島テレビ放送
- 沖縄県 RBC 琉球放送
[編集] バルイーグルの交代に関して
バルイーグルの交代劇については、初代バルイーグル・大鷲龍介を演じた川崎龍介自身が、2004年にバルシャーク・鮫島欣也役の杉欣也と共にトークショーに出演した際、「自分はこの作品で所属事務所を離れることにしていたので、もともとの半年契約を延長しないことになったのではないか」と語っている。もともとの半年契約というのは、当時『スーパー戦隊シリーズ』はまだ確立したブランドとは言い難かったためか、出演陣の契約はまず半年分、そして打ち切られなければ残り半年を延長するというものだった(22話でのゼロワンの死も、ゼロワン役の北川たか子が川崎同様に契約を延長されなかったためらしい)。杉もその交代劇は突然だったと証言しているが、上原正三をはじめとする脚本家達にとっても同様だったらしく、バルイーグルが交代しない前提の脚本も既に書かれていた。
[編集] その他
- 当時のスーパー戦隊シリーズをパロディにしたアマチュア特撮作品の『愛國戰隊大日本』では、本作主題歌の替え歌が使用された。その替え歌もかなり有名なため、年季の入った特撮マニアにはサンバルカンの主題歌をまともに歌い切れず途中で「愛國戰隊大日本」と混同してしまう者も少なくない。
- 「豹朝夫のおやじ殿」で豹朝夫の父を演じているのは、小林朝夫の実父・小林亜星である。
- スーパー戦隊ファンのグラビアアイドル中川翔子が飼っている亀の名前は、3匹あわせてサンバルカンという。
- アニメ『ネギま!?』の第1話から3話までのエンドコーナー『まほら戦隊バカレンジャー』のタイトルロゴ、名乗りは本作のパロディである。
- ゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」及び「第3次スーパーロット大戦α」において本作品を意識したと思われる敵ユニットや武器が登場する。(前者の劇中でもそれらしき発言がある。)
- かつて、桂正和がこの作品しか頭にない状態で描いたため、作品のタイトルまでそっくりな「3パロカン」が誕生したこともあった。
- UHFアニメ『りぜるまいん』に、サンバルカンロボそっくりのメカが登場している。
[編集] 外部リンク
- 太陽戦隊サンバルカン(スーパー戦隊ネット内の紹介記事)
- DVD 太陽戦隊サンバルカン特集(東映ビデオ内にあるサイト)
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