古谷一行
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古谷 一行(ふるや いっこう、本名 古谷一行(ふるやかずゆき)、1944年1月2日 - )は、東京都出身の俳優。東京都立板橋高等学校、中央大学法学部卒。血液型O型。身長170cm
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[編集] 来歴・人物
俳優座の研修生から俳優生活を始める。以来、舞台のみならず映画・テレビでも活躍する。
長男にDragon Ashの降谷建志がいる。Dragon Ashのアルバム「Viva la revolution」のTVCF、また古谷が主演・プロデュースを務めた映画「手紙」(2003年作品)では父子共演を果たした。
売れ出したのは三十歳を過ぎてからの遅咲きだったが、その後はいくつもの人気テレビドラマの主演をこなすなど代表作が多い。その中で強いて一つをあげるとすれば、1977年からTBSで毎年放映されている横溝正史シリーズであろう。金田一耕助役を現在まで一貫して古谷が演じ続けている作品で、もはやライフワークといっても過言ではない。原作の横溝正史氏をして金田一耕助を演ずる古谷を、金田一役のイメージに一番ピッタリだと言わしめた。
生粋の東映映画の出身ではないが、京都の俳優会館に専用の支度部屋を持つとされる。(未確認)
尚、同じ古谷姓で、声優の古谷徹と俳優の古谷敏と兄弟関係及び親戚関係と思われがちだが直接のつながりはない。
[編集] 出演作品
[編集] テレビドラマ
- 君の名は (1976年、テレビ朝日)
- 新選組始末記 (1977年、TBS)
- 横溝正史シリーズ (1977年、1978年、毎日放送)
- 青春諸君! (1979年、TBS)
- 悪の紋章 (1979年、フジテレビ)
- 本郷菊坂赤門通り(1981年、フジテレビ)
- 江戸の用心棒(1981年、フジテレビ)
- 土曜ワイド劇場「混浴露天風呂連続殺人」シリーズ(1982年~、朝日放送)
- 月曜ドラマスペシャル、月曜ミステリー劇場ほか「金田一耕助シリーズ」(1983年~、TBS)
- 積木くずし ~親と子の200日戦争~(1983年、TBS)
- 金曜日の妻たちへ(1983年、TBS)
- さよならを教えて(1983年、TBS)
- 京都マル秘指令 ザ新選組(1984年、朝日放送)
- オレゴンから愛(1984年、フジテレビ)
- 男たちによろしく(1987年、TBS)
- 過ぎし日のセレナーデ (1989年~1990年、フジテレビ)海棠泰隆役
- 水曜グランドロマン 手塚治虫物語 いとしき生命のために(1990年、日本テレビ)
- 神谷玄次郎捕物控(1990年、フジテレビ)
- 失楽園(1997年、日本テレビ)
- びんぼう同心御用帳(1998年、テレビ朝日)
- 天罰屋くれない・闇の始末帖(2003年、テレビ朝日)
- ブラックジャックによろしくSP ~涙のがん病棟編~(2004年、TBS)
- 上を向いて歩こう 坂本九物語(坂本九の父 寛役)(2005年、テレビ東京)
- 小早川伸木の恋(2006年、フジテレビ)
[編集] 映画
- 新選組(1969年)
- 富士山頂(1970年)
- 金田一耕助の冒険(1979年)
- ジャズ大名(1986年)
- 宣戦布告(2002年)
- 手紙(2003年)
[編集] コマーシャル
[編集] 舞台
- マディソン郡の橋
- 検察側の証人
- ルル 破滅の微笑み(2005年)