北仙台駅
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北仙台駅(きたせんだいえき)は、宮城県仙台市青葉区昭和町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・仙台市営地下鉄の駅である。
仙台市営地下鉄はバスとの乗り継ぎ指定駅になっている。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
[編集] 東日本旅客鉄道:仙山線
- 終日社員配置駅(管理駅)。みどりの窓口(営業時間 6:40~21:00)、自動改札機、自動券売機設置(自動精算機は無し)。管理下にある駅は以下の通り。
- 仙山線 東照宮駅~陸前落合駅の各駅
- 島式ホーム1面2線の地上駅で、列車の行き違いが行われる。
- 列車の接近を知らせる放送が流れても、2~3分待たないと列車が到着しない場合がある。これは、列車の接近を検知するポイントの位置によるものである。
- 改札口は一つのみで、線路南側に設置されている。改札口とホームは地下道で結ばれていて、そこには海中をイメージした図像が描かれている。
- 改札口~ホーム間にはエレベータやエスカレータがなく、階段のみ。
1 | ■仙山線 | 愛子・作並・山寺・山形方面 |
2 | ■仙山線 | 仙台方面 |
[編集] 仙台市営地下鉄南北線
- JR北仙台駅からやや西寄りの地下に位置する。
- 島式ホーム1面2線の地下駅である。
- 北1出口、北2出口、南1出口の3つがある。南1出口が仙山線乗換出入口となっている。
- のりば
- 1. 仙台・富沢方面
- 2. 泉中央方面
[編集] バス
[編集] 北仙台駅(JR)、葉山町
北仙台駅と葉山町は、地下鉄乗継指定停留所なので、(こまくさ苑、長生園でも)乗継割引が適用される。
- 仙台駅
- 急行仙台駅(時刻表表記なし)
- 桜ヶ丘団地
- 宮城学院
- 西勝山
- 西勝山・実沢営業所
- 北中山・西中山
- 北中山二丁目・実沢営業所
- 長命ヶ丘
- 泉ビレジ
[編集] 地下鉄北仙台駅
北仙台駅北口(仙山線北側)にある仙台市営バスのバスプールがある。地下鉄開業当初は、北仙台駅止まりのバスが多数設定されていたが、中山や桜ヶ丘方面から乗換をして仙台駅へ向かうと、乗継割引を適用してもバスで直通するより高くなってしまうため、地下鉄北仙台駅発着の女子商行きを除き、全て仙台駅まで直通するようになった。
しばらくは都心直通後もバスプールを経由していたが、次第に乗客が見込めない、時間のロスなどの声があり、現在は西勝山線を除いき、全てバスプールを経由しなくなる。このため、地下鉄客へは、葉山町(北仙台駅)で降るよう案内される。
地下鉄北仙台駅も同様に乗継割引が適用される。
- 1番のりば:欠番
- 2番のりば:仙台駅(本数は毎時2本とこの地では少ない)
- 3番のりば:西勝山、西勝山・実沢営業所、貝ケ森一丁目・女子商
[編集] 北仙台
北仙台駅入口交差点から西よりの旧国道4号沿いに設置されている。地下鉄駅と離れているため、地下鉄乗継割引が適応されない。以前は「北仙台駅前」と称した。
- 仙台市営バス
北仙台駅を経由するバスの他、以下の路線がある。
- 瞑想の松循環
- 黒松団地・八乙女駅
- 宮城交通
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北仙台はかつて仙台鉄道の始発駅があり、廃止後は仙北鉄道と合併して宮城バスとなった後、宮城交通本社および北仙台ターミナルが置かれたため、始発のバスが多数設定されていた。全盛期には秋保温泉、村田、川崎方面の他に山田自由ケ丘方面の一部も始発となっていたが、2000年に秋保線が県庁市役所始発に、2003年には宮城交通本社及び北仙台ターミナルが移転し、2005年には仙台~村田普通便を廃止、12月には特急仙台~村田・蔵王開業に伴い、特急仙台~村田も廃止。川崎方面も大幅減便の上、仙台駅を始終点にして全廃された。宮城交通本社跡地は大京マンション「ライオンズタワー仙台青葉」となっている。
[編集] 利用状況
地下鉄利用者は、仙山線利用者の倍近くで、一日あたり乗車人員は約7千人である。JR駅の乗車数は、2005年度に1日平均3,806人であった。
年度 | JR | 地下鉄 |
---|---|---|
1999 | 3511 | |
2000 | 3421 | 7418 |
2001 | 3342 | 7020 |
2002 | 3366 | 6796 |
2003 | 3654 | 6880 |
2004 | 6800 | |
2005 | 3809 | 6793 |
[編集] 駅周辺
- 仙台市武道館・青葉体育館・・・徒歩5分(駅北側)
- 北仙台駅前郵便局・・・徒歩1分
- 青葉神社・・・徒歩7分
- 宮城県仙台合同庁舎・・・徒歩10分
- 仙台浅草・・・徒歩2分
- 仙台北警察署・・・徒歩5分
[編集] 駅周辺の主な学校
- 仙台市立上杉山中学校・・・徒歩7分
- 宮城教育大学附属中学校・・・徒歩15分
[編集] 歴史
- 1929年(昭和4年)9月29日 - 仙山東線仙台~愛子間開業により、国鉄北仙台駅開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 1987年(昭和62年)7月15日 - 仙台市営地下鉄南北線が開業。
- 2002年(平成14年)- JR北仙台駅に自動改札導入。
- 2003年(平成15年)10月26日 - JR北仙台駅において「Suica」利用開始。
- 2004年(平成16年)10月16日- JR北仙台駅にLED発車標を導入
- 2005年(平成17年) - JR北仙台駅に「お知らせ」LED導入、LED発車標のデザインを変更。
[編集] 駅名の由来
仙台の北に置かれた駅なので、北仙台駅と名づけられた。市電が走っていたころ、仙山線北仙台駅、仙台市電北仙台駅前電停、仙台鉄道北仙台駅があり、後に宮城交通のバスターミナルが北仙台ターミナルと言う名称だったため自然に駅周辺の地域を北仙台と呼ぶようになって定着したため、駅付近を総称・通称して北仙台と呼ぶ。
[編集] 北仙台駅から仙台駅への移動手段比較
北仙台駅はJR・地下鉄・バスの乗継が便利な「ターミナル駅」となっており、山形・愛子方面から泉中央方面を結節する大きな役割を持つ。
- JR仙山線
- 時間:普通・快速でも5~6分。
- 運賃:180円
- 備考:運転本数が少ない、冬季遅れあり。
- 仙台市営地下鉄
- 時間:7分
- 運賃:240円
- 備考:運転本数が多いが、運賃が割高。
- 宮城交通バス、仙台市営バス
- 時間:標準13分
- 運賃:180円
- 備考:交通事情により遅延する場合あり、降車場が駅から遠い。