創価大学
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創価大学(そうかだいがく、英称:Soka University)は、東京都八王子市丹木町1-236に本部を置く日本の私立大学である。1971年に設置された。大学の略称は創大もしくは創価大である。
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概観
大学全体
創価大学は1971年、当時創価学会の会長であった池田大作によって創立された。1968年に創設された創価高等学校の1期生が創価大学の1期生になっている。学生の半数近くは創価高等学校および関西創価高等学校からの進学者である。同じ敷地内にある創価女子短期大学からの編入生も多い。
建学の精神
創立者により、3つの指針が定められている。詳しくは公式サイトを参照。
学風および特色
創価学会がバックグラウンドにあるが、かといって学生全員が創価学会の会員であるわけではない。 ただし、創価学会会員である者が大多数であるのもまた事実である。
沿革
略歴
創価大学は1971年に創立された。当初は文系のみの大学であったが、1991年に工学部が設置されたことで、文理6学部を有する大学となった。
年表
- 1971年 開学(経済学部・法学部・文学部)
- 1975年 大学院開学 (経済学研究科・法学研究科・文学研究科)
- 1976年 経営学部・教育学部を設置、通信教育部(経済学部・法学部)開設
- 1982年 通信教育部教育学部開設
- 1985年 創価女子短期大学開学
- 1987年 創価大学ロサンゼルス分校開校(現・アメリカ創価大学)
- 1991年 工学部を設置
- 2004年 創価大学法科大学院を設置
- 2007年 文学部が現在の5学科から1学科7専修に統合改編される予定
基礎データ
所在地
象徴
- 校章は中央にペン、その左右に鳳凰の翼をデザインしたものである。創価学園およびアメリカ創価大学とほぼ同じであるが、創価学園では鳳凰ではなく鳳雛(ほうすう、鳳凰の雛)の羽とされている
- スクールカラーは、青・黄・赤の3色。
- 創価大学には学生歌がある。詳しくは公式サイトを参照。
教育および研究
組織
学部
- 経済学部
- 経済学科
- 経営学部
- 経営学科
- 法学部
- 法律学科
- 文学部(2007年、人間学科のみの1学科7専修に統合・改編される予定)
- 英文学科
- 社会学科
- 人文学科
- 日本語日本文学科
- 外国語学科
- 中国語専攻
- ロシア語専攻
- 教育学部
- 教育学科
- 児童教育学科
- 工学部
- 情報システム工学科
- 生命情報工学科
- 環境共生工学科
大学院
- 経済学研究科
- 経済学専攻
- 法学研究科
- 法律学専攻
- 文学研究科
- 英文学専攻
- 社会学専攻
- 教育学専攻
- 臨床心理学専修
- 人文学専攻
- 工学研究科
- 情報システム学専攻
- 生物工学専攻
- 法科大学院研究科
通信教育部
- 経済学部
- 法学部
- 教育学部
別科
- 日本語研修課程
短期大学部
創価大学には短期大学部はないが以下の短期大学が同一学校法人によって設置されている。
附属機関
附属研究所
- 平和問題研究所
- アジア研究センター
- アフリカ研究センター
- 比較文化研究所
- シルクロード研究センター
- 自然環境研究センター
- 生命科学研究所
- 国際仏教学高等研究所
- 法科大学院要件事実教育研究所
- 創価教育研究所
- 池田大作研究センター
図書館
- 中央図書館
- 工学部図書館
センター
- ワールドランゲージセンター
- 教育学習活動支援センター
- エクステンションセンター
- 心理教育相談室
- 学生支援センター
- 教職キャリアセンター
- 総合情報センター
研究
私立大学学術研究高度化推進事業
- 社会連携研究推進事業
- 工学部情報システム工学科
- プロジェクト名
- 測位/光神経複合センサノードによるユビキタス・モニタリング・ネットワークの開発とその産業応用への展開
教育
- 特色ある大学教育支援プログラム
- 「『学生中心の大学』のための教育・学習支援」―教育・学習活動支援センターの取組―
- 大学教育の国際化推進プログラム(海外先進研究実践支援)
- 「協同教育の先進的国際センターを目指して」のプログラム
- 法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム
- 「法科大学院における要件事実教育の充実と発展」のプログラム
- 大学・大学院における教員養成推進プログラム
- 学校現場との連携による教職キャリア形成―地域教育委員会・学校、附属校との協働による教員養成プロジェクト―
学生生活
学園祭
学園祭は「創大祭」と呼ばれる。
スポーツ
- 硬式野球部は、東京新大学野球連盟に加盟している。
大学関係者と組織
大学関係者組織
- 創価大学の同窓会は「創友会」と称している。在学生に対し「創友会スカラシップ」という奨学金を運営している。
大学関係者一覧
施設
キャンパス
- 交通アクセス:JR八王子駅、京王八王子駅より西東京バスで約20分。
- 創価大学のキャンパスはとても広いため、以下の5つのエリアに分かれている。
- 正門エリア
- 中央体育館エリア
- 文学の池エリア
- 学生ホールエリア
- 本部棟エリア
周辺には東京富士美術館などがある。
本部棟
1999年に完成した創価大学のシンボル的建物。事務的施設と教育施設とを兼ね備えており、法科大学院の模擬法廷などがある。
池田記念講堂
地上6階、地下1階建て、3層構造で収容人数約4000名の大ホール。入学式、卒業式をはじめをした創価大学の主要行事はすべてここで行われる。同時通訳可能な通訳システムなどを備えている。
学生ホール
創価大学の学生ホールには、食堂、購買、自習室などがある。創価大学サービスセンター(略称・創学サービス、他大学の生協にあたるもの)が運営している。
寮
創価大学にはいくつかの寮があり、基本的に1年生のみ入寮する。2年生以上の入寮者は「残寮生」と呼ばれ、1年生の面倒を見る役割がある。残寮生は寮の管理で忙しいため、クラブ活動など他の活動にあまり時間を割けない。
対外関係
国際交流
創価大学の関係者は「開学以来、積極的に国際的な交流を進めてきた」と考えている。第二次世界大戦後の中華人民共和国との国交回復に伴い学生6人を日本の大学として初めて受け入れており、中華人民共和国内にはその時の縁から交流のはじまった大学がある。2006年には創価大学北京事務所を開設した。
海外の主な交流大学
系列校
創価大学と同じく、池田大作によって創立され創価教育の理念のもとにある系列校を以下に記す。なお、いずれも別の学校法人による設置であり、附属学校ではない。
附属学校
創価大学には附属校はなく、別学校法人の設置している系列校という扱いであるため、系列校の節にまとめた。
公式サイト
この項目は、ウィキプロジェクト 大学のテンプレートを使用しています。