全国高等学校総合文化祭
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全国高等学校総合文化祭(ぜんこくこうとうがっこうそうごうぶんかさい)とは、日本全国から高校生が集結し、演劇や吹奏楽などを発表する日本の文化祭典。文化のインターハイとも呼ばれている。中央主催は、文化庁、全国高等学校文化連盟。「全高総文(ぜんこうそうぶん)」若しくは「総文祭(そうぶんさい)」とも略される。
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[編集] 開催部門
[編集] 総合開会式
第12回熊本大会から大会歌として作詞向川栄美(当時・愛知県立岡崎高等学校)作曲乗松美紀(同・愛媛県立松山北高等学校)の『全国高文連の歌』が総合開会式で歌われ、併せて全国高文連旗の引継ぎ、前後開催都道府県の演技・演奏や国際交流が行われたりする。なお、第29回大会の総合開会式の模様は青森テレビで中継された。
[編集] その他の部門
- ここでは、第29回青森大会に行われた部門を取り上げている。
- パレード
- 演劇(全国高等学校演劇大会)
- 合唱
- 吹奏楽
- 器楽・管弦楽
- 日本音楽
- 吟詠剣詩舞
- 郷土芸能
- マーチングバンド・バトントワリング
- 美術・工芸
- 書道
- 写真
- 放送
- 囲碁
- 将棋
- 弁論
- 小倉百人一首かるた
- 新聞
- 文芸
- 青少年赤十字
- 自然科学
- 茶・華道
- 農業
- 盲・聾・養護学校
[編集] 大会の歴史
回 | 年 | 開催地 | 回 | 年 | 開催地 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1977年 | 千葉県 | 21 | 1997年 | 奈良県 |
2 | 1978年 | 兵庫県 | 22 | 1998年 | 鳥取県 |
3 | 1979年 | 大分県 | 23 | 1999年 | 山形県 |
4 | 1980年 | 石川県 | 24 | 2000年 | 静岡県 |
5 | 1981年 | 秋田県 | 25 | 2001年 | 福岡県 |
6 | 1982年 | 栃木県 | 26 | 2002年 | 神奈川県 |
7 | 1983年 | 山口県 | 27 | 2003年 | 福井県 |
8 | 1984年 | 岐阜県 | 28 | 2004年 | 徳島県 |
9 | 1985年 | 岩手県 | 29 | 2005年 | 青森県 |
10 | 1986年 | 大阪府 | 30 | 2006年 | 京都府 |
11 | 1987年 | 愛知県 | 31 | 2007年 | 島根県 |
12 | 1988年 | 熊本県 | 32 | 2008年 | 群馬県 |
13 | 1989年 | 岡山県 | 33 | 2009年 | 三重県(内定) |
14 | 1990年 | 山梨県 | |||
15 | 1991年 | 香川県 | |||
16 | 1992年 | 沖縄県 | |||
17 | 1993年 | 埼玉県 | |||
18 | 1994年 | 愛媛県 | |||
19 | 1995年 | 新潟県 | |||
20 | 1996年 | 北海道 |
[編集] 第31回全国高等学校総合文化祭
[編集] 優秀校東京公演
「演劇」「日本音楽」「郷土芸能」の各部門において優秀校とされた学校には、東京・国立劇場において後日上演する権利が与えられる。
[編集] その他
文化部の全てが総合文化祭出場を目指しているわけではなく、各部門の事情、部や顧問の方針により目標設定が異なる。その結果、総合文化祭以外にも、各部門の連盟など統括団体が主催するコンクールを優先するところや、中には両方とも参加しないところもある。
体育部と比べ文化部の構成は多彩で、学校ごとに方針や活動内容が異なる。
さらにクラブによっては、該当する部門が総合文化祭で設定されておらず参加機会が無いものもある。そのため、体育部のように一律全国大会への出場を目指すスタイルではなく、目標の置き方は学校ごと、クラブごとに異なる。