信濃追分駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
信濃追分駅(しなのおいわけえき)は、長野県北佐久郡軽井沢町追分にあるしなの鉄道線の駅。
目次 |
[編集] 概要
信越本線時代は中央本線富士見駅と並んで、特急が通る日本最高所駅(955m)として知られていたが、しなの鉄道に移管されるとともに特急の設定はなくなった。現在でもしなの鉄道の最高所駅である。
また、JR時代は高崎支社と長野支社の境界駅(実際の境界は隣の御代田駅との間)でもあった。
なお「追分」は中山道と北国街道の分岐点の意味であり、旧国名の「信濃」を冠したのは駅昇格時、現在の室蘭本線と奥羽本線に追分駅(追分駅 (北海道)・追分駅 (秋田県)をそれぞれ参照)が既に存在していたからである
一時期、「西軽井沢」へ不動産分譲のために駅名と地名を変更する計画もあったというが、地元住民やこの地に別荘を持っていた詩人などの反対で実現しなかったとされる。
[編集] 駅構造
[編集] 駅周辺
- 軽井沢追分郵便局
[編集] 歴史
- 1909年6月25日 - 追分仮停車場として開業。
- 1923年10月1日 - 信越本線の信濃追分駅となる。
- 1987年4月1日 - 国鉄民営化に伴い、東日本旅客鉄道に移管される。
- 1997年10月1日 - 長野新幹線開業に伴い、東日本旅客鉄道からしなの鉄道に移管される。
[編集] 隣の駅
[編集] その他
- プラットホームからは浅間山などが一望でき、その案内板もおかれている。
- 鉄道紀行作家の宮脇俊三は「旅情を誘われ、信濃路の終わりを感じさせられる」、フリーライターの所澤秀樹は「人生の分かれ道のような感傷めいたものを感じさせる名」と、それぞれこの駅名を表現している。