レ・ミゼラブル 少女コゼット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキペディアはニュース速報でも宣伝サイトでもありません。事実を確認し正確な記述を心掛けてください。また、特に重要と思われることについてはウィキニュースへの投稿も検討してみてください。
世界名作劇場 | ||
通番 | 題名 | 放映期間 |
第23作 | 家なき子レミ | 1996年9月 ~1997年3月 |
第24作 | レ・ミゼラブル 少女コゼット | 2007年1月 ~2007年12月 |
『レ・ミゼラブル 少女コゼット』( - しょうじょコゼット)は、2007年1月7日よりBSフジで放映開始予定のテレビアニメ「世界名作劇場」シリーズ通算第24作。従来シリーズの放送時間と同じ時間帯である毎週日曜19:30~19:55に放送が決定している。全52話(予定)。
「世界名作劇場」としては1997年の『家なき子レミ』以来、約10年ぶりの新作である。
目次 |
[編集] あらすじ
幼いコゼットを連れパリからやってきた母・ファンティーヌは、仕事を探してモンフェルメイユ村までやってきた。子連れではどこからも雇ってもらえず、とうとうパリからこの田舎の村まで流れてきたのだ。そこでファンティーヌは、養育費を騙し取ろうとする村の宿屋ワーテルロー亭のテナルディエ夫婦にだまされ、愛する娘を預けて大きな工場のあるモントルイユ・シュル・メールの町へと更に働きに出ることを決断する。
「いつか必ず迎えに来る」という母の言葉を信じ、哀しみを堪えるコゼット。仕事を探すファンティーヌは町の市長を務めている優しく親切な紳士マドーレーヌに出会うのだった。しかし、彼の本名はジャン・ヴァルジャンといい、貧しい家族に与えるために一塊りのパンを盗んだことで投獄され、脱獄を繰り返して19年間を刑務所で過ごした過去を持っていた。牢獄を出所した後も心が荒れ果てたジャンは一人の神父に出会い希望を取り戻し、過去を秘めたまま今では町の人のために大きな工場を経営し、市長という大役を果たしていたのだ。
一方、宿屋を営む強欲なテナルディエ夫婦に預けられたコゼットは、使用人として働かされるつらい毎日を送るが、夫婦や宿の娘たちの仕打ちにも負けず、愛らしく力強く成長していく。やがて、無理な生活がたたり病に倒れたファンティーヌの願いを受けたマドレーヌとコゼットが出会い、運命のドラマは壮大に展開して行く。
[編集] 登場人物とキャスト
- コゼット:松本環季→名塚佳織
- ジャン・ヴァルジャン:菅原正志
- ファンティーヌ:萩原えみこ
- ジャヴェール:松山タカシ
- ガヴローシュ:小林由美子
- テナルディエ:矢部雅史
- おかみ:堀越真己
- エポニーヌ:大塚友希→笹本優子
- アゼルマ:鎗田千裕→間宮くるみ
- アラン:勝杏里
- マリウス:勝杏里
[編集] スタッフ
- 原作:ヴィクトル・ユーゴー『レ・ミゼラブル』
- 監督:桜井弘明
- シリーズ構成・脚本:金春智子
- キャラクターデザイン:渡辺はじめ、吉松孝博
- 美術設定:伊藤主計
- 美術監督:中村光毅
- 音響監督:早瀬博雪
- 音楽:松尾早人
- アニメーション制作:日本アニメーション株式会社
- 共同製作:フジテレビ
- 制作:BSフジ、日本アニメーション
[編集] 主題歌
- オープニング「風の向こう」
- エンディング「ma maman (私のお母さん)」
- 歌:斉藤由貴(インデックス ミュージック)
[編集] 各話タイトル
- コゼットとファンティーヌ (2007年1月7日)
[編集] 備考
- スポンサーは1993年の「若草物語 ナンとジョー先生」以来、14年ぶりにハウス食品の一社提供となる予定。
- インターネットサービスプロバイダ・BIGLOBEでも放送翌日より本編が配信される予定。
- 本作放送に先立ち、旧作の総集編「世界名作劇場完結版」が、10月1日からBSフジで再放送中(毎週日曜19:00~19:55・毎週金曜16:00~16:55・毎週土曜日08:00~08:55(土曜日の放送は、10月28日をもって終了)。詳細は外部リンク参照)。
- 本作のキャラクターは過去の世界名作劇場作品群のキャラクターに比べると、ややデフォルメされたコミックチックなデザイン(主に目・鼻・口元など)が特徴的である。これは本作キャラクターデザインにコミック原作アニメのキャラクター造形を多数手がけた渡辺はじめ・吉松孝博両氏が起用されている事が大きい。コミック文化に慣れ親しんだ児童に“名作”というだけで抵抗感を示す事無く作品を受け入れてもらう為の配慮と考えられなくもないが、従来の“名作劇場”のラインからは明らかに異質であり、名作劇場ファン間ではこの結果が吉と出るか否かで話題となっている。
[編集] 外部リンク
世界名作劇場 | |
カルピスまんが劇場: | どろろと百鬼丸 - ムーミン - アンデルセン物語 - 山ねずみロッキーチャック - アルプスの少女ハイジ |
カルピスこども劇場: | フランダースの犬 - 母をたずねて三千里 - あらいぐまラスカル |
カルピスファミリー劇場: | ペリーヌ物語 |
世界名作劇場: | 赤毛のアン - トム・ソーヤーの冒険 - 家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ - 南の虹のルーシー - わたしのアンネット - 牧場の少女カトリ |
ハウス世界名作劇場: | 小公女セーラ - 愛少女ポリアンナ物語 - 愛の若草物語 - 小公子セディ - ピーターパンの冒険 - 私のあしながおじさん - トラップ一家物語 - 大草原の小さな天使 ブッシュベイビー - 若草物語 ナンとジョー先生 |
世界名作劇場: | 七つの海のティコ - ロミオの青い空- 名犬ラッシー - 家なき子レミ |
世界名作劇場(BSフジ): | レ・ミゼラブル 少女コゼット |