ホット・スペース
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ホット・スペース | ||
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クイーン の アルバム | ||
リリース | 1982年5月25日 | |
ジャンル | ロック | |
時間 | 40分 (approx) | |
レーベル | EMI (UK) ハリウッド・レコード (US) |
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プロデュース | クイーン | |
レビュー | ||
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クイーン 年表 | ||
フラッシュ・ゴードン (1980年) |
ホット・スペース (1982年) |
ザ・ワークス (1984年) |
『ホット・スペース』(Hot Space)は、イギリスのロックバンド、クイーンのアルバム。
目次 |
[編集] 解説
前作アルバム『ザ・ゲーム』のシングルカット曲「地獄へ道づれ」に気をよくしたクイーンは、フレディとジョンを中心に「クイーン流ブラックミュージック」を体現する。明らかに、アメリカを意識した曲作りがなされている。しかしこのディスコ路線は当時ファンからの強烈な反発があり、アルバムは商業的には失敗に終わった。
自分の作品以外では、ギタリストとしてのブライアンが多少犠牲になった感もしないではないが、前作でシンセサイザーを導入した彼らが、今回は「ベースシンセサイザー」のフィーチャーした曲を発表する(シンセサイザーは、全員が演奏できることもあり、演奏者は不明)。また、このアルバムのオープニングの曲では、それまでの彼らのサウンドでは考えられなかった、生のブラスセクションも導入される。
ロジャー作の「コーリング・オール・ガールズ」がアメリカで中ヒットとなり、その数年後に始まる「全員クレジット」の一つの伏線ともなる。
他、1980年にファンによって射殺された元ビートルズのジョン・レノンに捧げた、フレディ作の「ライフ・イズ・リアル」や、デヴィッド・ボウイとの共作「アンダー・プレッシャー」などが話題作となった。時代もあるのであろうが、このころからロジャーやブライアンが、クイーンの中で1曲通して歌うことは少なくなりワン・ポイントで歌う程度か、フレディとユニゾンか掛け合いでしか歌わなくなってくる。それと同時に(前兆は、前アルバムくらいからではあるが)フレディの新たなキャラクターが押し出されている。
[編集] 発売日
[編集] チャート
- 日本 6位(オリコン)
[編集] 曲目
[編集] Side A
- ステイング・パワー - Staying Power (Mercury) 4:10 *
- ダンサー - Dancer (May) 3:46
- バック・チャット - Back Chat (Deacon) 4:31
- ボディ・ランゲージ - Body Language (Mercury) 4:29 *
- アクション・ディス・デイ - Action This Day (Taylor) 3:32
[編集] Side B
- プット・アウト・ザ・ファイア - Put Out The Fire (May) 3:18
- ライフ・イズ・リアル(レノンに捧ぐ) - Life Is Real (Song For Lennon) (Mercury) 3:28
- コーリング・オール・ガールズ - Calling All Girls (Taylor) 3:50
- ラス・パラブラス・デ・アモール(愛の言葉) - Las Palabras De Amor (The Words Of Love) (May) 4:26
- クール・キャット - Cool Cat (Deacon & Mercury) 3:26
- アンダー・プレッシャー - Under Pressure [with David Bowie] (Queen & Bowie) 4:02 *
(* ~ 日本でのシングルカットA面)
クイーン |
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フレディ・マーキュリー - ブライアン・メイ - ロジャー・テイラー - ジョン・ディーコン |
オリジナルアルバム: 戦慄の王女 - クイーン II - シアー・ハート・アタック - オペラ座の夜 - 華麗なるレース - 世界に捧ぐ - ジャズ - ザ・ゲーム - フラッシュ・ゴードン - ホット・スペース- ザ・ワークス - カインド・オブ・マジック- ザ・ミラクル- イニュエンドウ - メイド・イン・ヘヴン |
その他のアルバム: ライヴ・キラーズ - グレイテスト・ヒッツ - グレイテスト・ヒッツII - クイーン・ライヴ!!ウェンブリー1986 - クイーン・ロックス - グレイテスト・ヒッツIII~フレディー・マーキュリーに捧ぐ~ |
映像: グレイテスト・ヒッツ - グレイテスト・ヒッツII ラストツアー/クイーン1986- フレディ・マーキュリー追悼コンサート |