ベルヌーイ数
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ベルヌーイ数とは、次の関数をマクローリン展開したときの、各項の係数に対して定義される数 Bn をいう。
ただし、
である。何度微分しても f(n)(0) は不定形となってしまうから、定義から実際にベルヌーイ数を求めるのは容易ではない。そこで、しばしば次のような漸化式が用いられる。
この漸化式は、上記の関数f(x)の逆数関数をマクローリン展開し、その2つの積が1になることから導ける。
この漸化式から、ベルヌーイ数(列)の第20項までを算出すれば、
n | Bnの分子 | Bnの分母 |
---|---|---|
0 | 1 | 1 |
1 | -1 | 2 |
2 | 1 | 6 |
3 | 0 | |
4 | -1 | 30 |
5 | 0 | |
6 | 1 | 42 |
7 | 0 | |
8 | -1 | 30 |
9 | 0 | |
10 | 5 | 66 |
11 | 0 | |
12 | -691 | 2730 |
13 | 0 | |
14 | 7 | 6 |
15 | 0 | |
16 | -3617 | 510 |
17 | 0 | |
18 | 43867 | 798 |
19 | 0 | |
20 | -174611 | 330 |
となる。