ファンタジア長編小説大賞
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ファンタジア長編小説大賞(ファンタジアちょうへんしょうせつたいしょう)は、富士見書房が毎年主催している長編小説を対象とした賞である。大賞、準入選、佳作、審査員特別賞、努力賞などがある。
第7~13回までの7回連続で出なかったことで代表されるように滅多に大賞が出ないこと、選考期間が異常に長いことで知られる(8、9月ごろに締め切り、翌年の7、8月号あたりで発表)。
選考委員は、田中芳樹(第1回~第6回)、神坂一(第7回~)、竹河聖(第1回~第9回)、ひかわ玲子(第10回~)、火浦功、岬兄悟、安田均、『月刊ドラゴンマガジン』編集部。
受賞作品の発売元は富士見書房から発行している富士見ファンタジア文庫から。
目次 |
[編集] 受賞者
(表記の年は発表された年を示している)
[編集] 第1回(1989年)
[編集] 第2回(1990年)
[編集] 第3回(1991年)
- 準入選:秋田禎信『ひとつ火の粉の雪の中』・大林憲司『東北呪禁道士』
- 佳作:葛西伸哉『熱死戦線ビットウォーズ』・護矢真『漆黒の守護天使』・原山可奈
[編集] 第4回(1992年)
[編集] 第5回(1993年)
[編集] 第6回(1994年)
[編集] 第7回(1995年)
- 佳作:櫻井牧『月王』・対馬正治『エルネミアの棺 異相界の凶獣』
[編集] 第8回(1996年)
- 準入選:昆飛雄『杖術師夢幻帳』・水無月ばけら『友井町バスターズ』
- 佳作:篠原正『氷壁のシュプール』
- 特別賞:清水文化『気象精霊記 正しい台風の起こし方』
[編集] 第9回(1997年)
- 準入選:榊一郎『ドラゴンズ・ウィル』
- 佳作:内藤渉『カレイドスコープの少女』・高橋夕樹『化け猫じゃらし』
- 最終選考:字野耕平→あざの耕平『神仙酒コンチェルト』・青田竜幸『歌え〈ドミニオン〉我がために』
[編集] 第10回(1998年)
- 準入選:星野亮『ザ・サード 蒼い瞳の刀使い(ソードダンサー)』・市川丈夫『宝珠、紅に染まるとき』
- 特別賞:秋口ぎぐる(川上亮;本名名義でも出している)『並列バイオ』
[編集] 第11回(1999年)
- 準入選:吉村夜『魔魚戦記』・日昌晶『覇壊の宴』
- 特別賞:イセカタワキカツ→瀧川武司『式神宅配便の二宮少年』
[編集] 第12回(2000年)
[編集] 第13回(2001年)
- 準入選:山門敬弘『風の聖痕』
- 佳作:松下寿治『西域剣士列伝 天山疾風記』・風見周『ラッシュ・くらっしゅ・トレスパス!』
- 努力賞:和田賢一『ヴァロフェス』
- 最終選考:渡辺まさき『夕なぎの街 十八番街の迷い猫』
[編集] 第14回(2002年)
[編集] 第15回(2003年)
- 準入選:ひびき遊『天華無敵!』
- 佳作:一乃勢まや『ISON -イソン-』・秋穂有輝『開演! 仙娘とネコのプレリュード 仙・龍・演・義』・雨木シュウスケ『マテリアル・ナイト 少女は巨人と踊る』
- 努力賞:八街歩『パラダイス・メーカー オラが村ぁ平和』
- 最終選考:明日香々一『王国神話 空から降る天使の夢』
[編集] 第16回(2004年)
- 準入選:いわなぎ一葉『約束の柱、落日の女王』・小泉八束『トウヤのホムラ』
- 佳作:鈴木大輔『ご愁傷さま二ノ宮くん』・尼野ゆたか『ムーンスペル!!』
- 特別賞:六甲月千春『まおうとゆびきり』
- 最終選考:和井契『SAKURA-ment』
[編集] 第17回(2005年)
- 準入選:淡路帆希『盗賊娘はお国のために』→『紅牙のルビーウルフ』
- 佳作:大楽絢太『七人の武器屋 新装開店・エクス・ガリバー』→『七人の武器屋 レジェンド・オブ・ビギナーズ!』・葵せきな『マテリアル・ゴースト』
- 特別賞:石踏一榮『電蜂 den-pachi』
- 審査委員賞:三浦良『運命破壊者(フェイト・ブレイカーズ) 復讐の魔王と策略の皇帝』→『抗いし者たちの系譜 逆襲の魔王』・瀬尾つかさ『琥珀の心臓』
[編集] 第18回(2006年)
- 大賞:川口士『戦鬼―イクサオニ―』
- 準入選:花凰神也『死神とチョコレート・パフェ』・坂照鉄平『太陽戦士サンササン』
- 佳作:細音啓『黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで』
- 努力賞:河屋一『輝石の花』
- 最終選考:土屋流太郎『イーヴルアイド/ヴァーレット』