ゼルダの伝説 時のオカリナ
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ゼルダの伝説 時のオカリナ The Legend of Zelda: Ocarina of Time |
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ジャンル | アクションアドベンチャーゲーム |
対応機種 | NINTENDO64 |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1人 |
メディア | 256Mbitロムカセット |
発売日 | 1998年11月21日(日本) 1998年11月23日(北米) 1998年12月18日(欧州) 2003年11月(中国) |
売上本数 | 日本国内合計 約146万本 世界累計 約760万本 |
その他 | 振動パック対応 |
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』(ぜるだのでんせつ ときのおかりな、The Legend of Zelda: Ocarina of Time)は、1998年11月21日に任天堂によって発売されたNINTENDO64用アクションアドベンチャーゲーム。しばしばアクションロールプレイングゲームとも見なされる。
ゼルダの伝説シリーズの一つで、直接の続編に『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』がある。
また、ニンテンドーゲームキューブのソフト『ゼルダの伝説 風のタクト』の予約特典として、本作品のゲームキューブバージョン『ゼルダの伝説 時のオカリナGC』が配布されていた。 他にもクラブニンテンドーの会員が貰えたプレゼントの中に『ゼルダコレクション』というゲームキューブ専用ソフトがあり、その中にも収録されている。
目次 |
[編集] ゲーム概要
それまでRPGに一般的な2D見下ろし型視点であった『ゼルダ』を3D作品として再定義した。これによって立体的に構築された空間内を自由に動き回ることができるようになった。
同時にカメラワークや操作性の問題点を解消する「注目システム」やアクションの自動化などの画期的な提案を行い、3Dアクションゲーム操作の標準形式を確立した。
プレイヤーは主人公リンクとなり相棒の妖精ナビィと共に旅をし、魔王ガノンドロフを倒すことを目的とする。フィールドを探索して物語を進め、ダンジョンではアイテムを駆使して謎解きを行う。
[編集] ゲームシステム
謎解きとアクションからなる根幹的なゲームシステムは初代『ゼルダの伝説』のままにして、インターフェースを完全に3Dに置き換えた作りとなっている。
本作発売当時は3Dアクションの黎明期であり、アナログスティックを用いた操作にまだまだプレイヤーは慣れておらず、特にアクションRPGでは敵に攻撃を当てるのは細かい軸合わせを必要とし、動かすことそのものが非常に難しかった。 その対処策として生まれ、本作の大きな売りとなったのが「Z注目システム」である。 これは対象となる物体をプレイヤーが任意にロックできるシステムで、確実に対象物に向かって移動できる操作性を実現した上に、対象が隠れることなく快適にプレイできるカメラワークを実現した。 本作のロックオン・システムは、以後の3Dアクションゲームに多大な影響を与えることになる。
[編集] その他
3Dアクションの基礎基本を完成させると同時に、ゲームとして一つの頂点を極めたこの作品を自分のベストゲームとする人は多い。 公の評価としても、まず日本最大手のゲーム専門雑誌ファミ通のクロスレビューにて初の40点満点という歴史的偉業を達成し、第三回CESAゲーム大賞を獲得した。 そして、2003年にはシリーズとしてだがアメリカの専門誌と専門局100人の識者によって選ばれるによる歴代名作ゲームの第一位に選定された。
しかし、細部まで追求し、ギリギリの調整を果たしたからこそ謎解きに行き詰まってなかなか思うようにゲームを進める事ができず、ゲームの難易度が高すぎると感じる者もいた。
本ゲームはアクションの自由度にいくらかの制約を設けることで、3Dアクションゲームに不慣れな人にも遊びやすくする工夫がなされているものの、従来の2Dから3Dへの変化による立体的で複雑な謎解きは、ゼルダを初めてプレイするユーザーには厳しい難易度だという声もあがった。
また、本作のプロデューサーを務めた宮本茂が何度も作り直しを命じ、年単位で延期がなされたことから宮本本人は全仕様書の内4分の1を作成し、一部ファンには「ゼルダは延期しないと反対に心配」というジレンマを与えてしまった罪作りなソフトでもある
[編集] 主な登場キャラクター
[編集] 味方
- リンク(Link)(声優:檜山修之(大人リンク)、瀧本富士子(子供リンク))
- 本作の主人公。みな自分の妖精を持つコキリ族の中で一人、なぜか相棒の妖精がいなかった。ハイラルの危機を救うため旅立つ。
- ナビィ(Navi)(声優:水橋かおり)
- リンクをサポートするためにやってきた妖精。"Hey!"、"Listen!"などの掛け声とともにリンクに様々なアドバイスを与えてくれる。
- ゼルダ(Zelda)(声優:水沢潤)
- ハイラル王家の姫。夢のお告げ通り、リンクと運命的な出逢いを果たす。
- 父が信頼を寄せているガノンドロフに不信感を抱いている。
- サリア(Saria)
- リンクの幼なじみの、コキリ族の少女。リンクに思いを寄せている。
- リンクがコキリの森を旅立つ際、オカリナを託した。
- のちにリンクに自身の唄を教えることになる。
- ケポラ・ゲボラ(Kaepora Gaebora)
- リンクの行く先々に現れては助言を与える、巨大なフクロウ。大昔の賢者ラウルの生まれ変わり。
- コッコ(Cucco)
- ニワトリ。めったに鳴かない青いコジローというコッコもいる。攻撃を繰り返すと集団で仕返しする。
- マロン(Malon)
- ロンロン牧場で働く女の子。エポナと仲良し。
- タロン(Talon)
- マロンの父でロンロン牧場の経営者。
- インゴー(Ingo)
- ロンロン牧場の働き手。いつか牧場を乗っ取ろうと企む腹黒い男。
- エポナ(Epona)
- 栗毛に白い毛が特徴の駿馬。リンクの大切な仲間になる。
- ダルニア(Darunia)
- ゴロン族の族長。勇敢な戦士で、リンクを心から信頼している。
- ルト(Ruto)
- ゾーラ族のおてんば姫。リンクに特別な想いを寄せる。
- キングゾーラ(King Zora)
- ルトの父で、ゾーラ族の族長。巨体を持つ。
- シーク(Sheik)(声優:水沢潤)
- リンクの行く先々で不思議なメロディーを授ける、謎の青年。シーカー族の生き残り。
- インパ(Impa)
- ゼルダの乳母、シーカー族。ゼルダに対する忠誠心が非常に深い。カカリコ村の創始者である一族の末裔。
[編集] 敵対者・その他の登場人物
- ガノンドロフ(Ganondorf)(声優:長嶝高士)
- ゲルド族の男で、盗賊の王。ハイラル王家に忠誠を装いつつ、トライフォースを手に入れ、世界を我が物にすべく画策する。
- 双生魔術師ツインローバ(Twinrova)
- ガノンドロフの部下であり、育て親でもある双子の魔術師。コウメは炎の魔法、コタケは氷の魔法を使う。また、合体もできる。
- クモ男とその子供達
- ある日、クモに呪いをかけられてしまう。リンクが黄金のスタルチュラの印を集めると、人間の姿に戻る。
- アイテムもくれる。
[編集] モンスター
[編集] 雑魚敵
- オクタロック
- タコ型のモンスター。水の中から石を飛ばして攻撃してくる。
- ライクライク
- 軟体生物。飲み込まれると盾、服を剥ぎ取られる。倒せば取り返すことができる。名前の由来は「蓼食う虫も好き好き」から
- リーデッド
- ゾンビモンスター。睨まれると動けなくなり、飛びつかれる。
- ギブド
- リーデッドがミイラ化したモンスター。炎の矢で射ると包帯が燃えてリーデッドになる。
- スタルチュラ
- 天井から降りてくる巨大な蜘蛛型モンスター。表面は固いが裏は柔らかい。ツタなどにへばり付く同族モンスタ:ー・スタルウォールや大型の大スタルチュラもいる。
- 大スタルチュラ
- スタルチュラの大型版。
- スタルウォール
- ツタや壁にへばりついているスタルチュラのようなもの。近づくと体が紫になって突進してくる。
- スタルベビー
- 骨だけのモンスター。子供時代に夜のハイラル平原に出没。朝日や水が苦手。倒し続けると大型のタイプが出現するが、強さは同じ。
- キース
- コウモリ型モンスター。火がつくとファイアキースになる。
- ファイアキース
- 炎を纏ったキースで、炎が消えるとキースになる。
- アイスキース
- 冷気を纏ったキースで、触れると凍る。
- デクババ
- 食虫植物モンスター。近づくと噛み付こうとしてくる。枯れたものは攻撃してこないが何度でも復活する。
- 大デクババ
- 大きいデクババ。耐久力もアップしている。
- フォールマスター
- 手首だけのモンスター。突然天井から降ってきて、捕まるとダンジョン入り口まで戻される。
- フロアマスター
- 手首だけのモンスター。斬りつけると小さく三匹に分裂し、それに掴まれると元に戻る。
- 赤テクタイト
- アメンボの様なモンスター。飛び跳ねながら襲いかかってくる。
- 青テクタイト
- 青いテクタイト。水上を移動できる。赤テクタイトより耐久力がある。
- 黄金のスタルチュラ
- ハイラル各地に100匹存在する。倒すと印を残す。
- ウルフォス
- オオカミのモンスター。尻尾が弱点。
- フリザド
- 氷のモンスター。冷たい息で相手を凍りづけにする。火に弱い。
- デクナッツ
- タネを吐いて攻撃してくる。追い詰めるとヒントを言って逃げる。
- ピーハット
- 子供時代のハイラル平原にいて、近づくと攻撃してくる。弱点は根っこ。
- 幼生ピーハット
- ピーハットがはき出す事がある小型のピーハット。地面に落ちると消える。
- オコリナッツ
- デクナッツと姿、攻撃共に似ているが追い詰めても何も言わないし、倒す事ができる。
- ベビードドンゴ
- 集団で登場し、死ぬ時は爆発する。
- ドドンゴ
- 尻尾が弱点。炎を吐く。死ぬときは爆発する。
- ビーモス
- 機械。リンクを発見するとビームを発射する。大きいビーモスは耐久力が上がっている。
- テールパサラン
- 電気の尻尾を持っている。剣でも倒せるが感電してしまう。
- ビリ
- 電気クラゲ。触れたり、剣で倒すと感電する。
- バリ
- 倒すと三体のビリになる。
- 寄生虫の触手?
- ジャブジャブ様の体内の天井に生えている。くびれた部分が弱点で、ブーメランでしか倒せない。
- ポウ
- この世を恨んで死んでいった人々の魂の塊。ほとんどのポウはZ注目すると消えるが、草原にでるものは別。
- ビッグポウ
- ハイラル平原に10体出現する、大きなポウ。素早いので、エポナに乗って矢で射らないと倒せない。
- 青バブル
- 青い火を纏ったバブル。
- 緑バブル
- 緑の火を纏ったバブル。耐久力は青バブルが上。
- 赤バブル
- 炎を纏っているが急に飛び出して、溶岩に隠れるので倒しにくい。
- 白バブル
- 何も纏っていない。移動しているだけで、攻撃してこない。
- 四姉妹幽霊の次女ジョオ、三女ベス、末妹エイミー
- 絵を射ると出現。エイミーは射った後、パズルを完成させると出現。透明になっている間は攻撃が効かない。
- シェルブレード
- 2枚貝のモンスター。後ろのトゲで攻撃してくる。
- スパイク
- 普段は丸いが、リンクが近づくとトゲをだして襲ってくる。
- アヌビス
- リンクが剣を振ると炎を吐く。リンクが動く方向と逆に移動する。炎が弱点。
- トーチスラグ
- 背中から火が出たナメクジのモンスター。攻撃すると炎が消える。
- モリブリン
- 大人時代の森の聖域にいる。リンクを見つけると銛で突進してくる。
- ボスブリン
- 大人時代の森の聖域にいる。棍棒で攻撃してくる。
- アモス
- 触れたり、攻撃すると動き出して攻撃してくる石像のモンスター。動かない偽物もいる。倒すと爆発する。
- ゴーマの卵
- ゴーマの産んだ卵。近づくと幼生ゴーマが産まれる。
- 幼生ゴーマ
- ジャンプで飛びかかってくる。
- アキンドナッツ
- 降参させるとプレーヤーにアイテムを売ってくれる。が、大抵はボッタクリである。
- リーバ
- 砂漠の砂から出現して攻撃してくる。倒し続けると大型のものが登場する。
- グエー
- リンクに突っ込んで攻撃してくる。
- シャープ&フラット
- 音楽家兄弟の幽霊。長年の研究の成果をガノンドロフに横取りされかけた。生前はハイラル王家に使える身だった。
- シャボム
- シャボン玉。剣でも割れるがブーメランやデクの実で割ったほうが安全。
- スティンガ
- 水面から飛び出して攻撃してくる。
[編集] 中ボス
- リザルフォス
- 最初に登場する中ボス。2体同時に出てくる場合がある。剣を装備しているトカゲのようなモンスターである。
- ドドンゴの洞窟、魂の神殿に登場
- ダイオクタ
- 巨大なオクタロック。巨大なので手強い。
- ジャブジャブ様のお腹に登場
- スタルフォス
- 剣と盾を装備したガイコツ剣士。最も多く登場する中ボス。森の神殿での二戦目とガノン城での二戦目では、二体のうち片方を倒しても、しばらくすると復活する。大人リンクでも慣れないうちは苦戦しがちであり、子供リンクで倒すのはさらに難しい。
- 森の神殿、闇の神殿、ゲルドの修練場、魂の神殿、ガノン城に登場
- 四姉妹幽霊の長女メグ
- 4体に分身して攻撃してくるが、うち三つは幻影で、本物は姿を現したときに一回転する。
- 森の神殿に登場
- フレアダンサー
- 炎の衣を纏っているが、本体は小さい。止まって踊っているときにフックショットで本体を引っ張り出して戦うと良い。メガトンハンマーを持っていれば、地面を叩くだけで本体が出る。
- 炎の神殿に登場
- ホワイトウルフォス
- ウルフォスより一回り大きいだけで、倒し方は同じである。
- 氷の洞窟、ゲルドの修練場に登場
- ダークリンク
- リンクの影。いわばコピーのようなもので、リンクの動きを真似してくる。体の色は最初は半透明だが戦闘が長引くと真っ黒になってゆき、体の色が濃くなればなるほど攻撃が激しくなる。
- なお、ダークリンクとはデフォルトの名前であり、開始時に違う名前をつけると「リンク」の部分が変わる。
- 水の神殿に登場
- デドハンド
- 地面から手が無数に生えている。手に捕まると地上に現れる。また、闇の神殿ではまことのメガネを使えば影が見えるので、爆弾の爆風を当てれば現れる。
- 井戸の底、闇の神殿に登場
- ゲルドの盗賊団
- 盗賊団に捕まっている大工との会話していると出現。全員女性だがなかなか手強い。盾で防がず回転切りをくらうと牢屋に戻されてしまう。
- 盗賊団のアジトに登場
- ダイナフォス
- リザルフォスに似ているが恐竜のモンスター。剣を装備している。強さはリザルフォスを上回るがあまり変わらない。
- ゲルドの修練場、ガノン城に登場
- アイアンナック
- 終盤に登場する鎧モンスター。攻撃されるまで動かない。武器の斧による攻撃は強力で、盾を構えていても防げない。中ボスの中で一番強い。鎧のため動きは鈍いが、ある程度ダメージを与えると外装が外れて多少素早くなる。
- 攻撃力はガノンドロフよりも上である。アイアンナックの攻撃でハート4個分のダメージで、ガノンドロフの光の球でハート3個分のダメージである。子供リンクでの戦いは非常につらい。
- 魂の神殿、ガノン城に登場
[編集] ボス
- 甲殻寄生獣ゴーマ
- デクの樹に寄生している。天井に上ると卵を産み、卵から幼生ゴーマが産まれる。目が赤くなった時が反撃のチャンス。天井の上からパチンコで落すと、マヒしている時間が長くなり、攻撃チャンスである。ジャンプ斬りで5回から6回斬ると倒せる。
- 猛炎古代竜キングドドンゴ
- ドドンゴの洞窟の主。炎を吐いたり、転がって攻撃してくる。炎を吹く前に大きく息を吸い込むので、その間に爆弾を飲み込ませると体内爆発して動けなくなるので、その隙に攻撃。
- 電撃旋回虫バリネード
- ジャブジャブ様に寄生している電気クラゲ。電気で攻撃してくる。まずはクラゲをブーメランで倒す。本体が移動しながら電撃を流してくるので、ブーメランで動きを止め、本体に攻撃。
- 異次元悪霊ファントムガノン
- 森の神殿の主。ガノンドロフの影。絵から現れ、部屋中に稲妻を落とす。出てくる瞬間を弓矢やフックショットで打つ。後半戦では空中を移動しながら手にした武器から魔法を放つ。この魔法は剣で跳ね返せるが、相手も跳ね返してくることがある。魔法は跳ね返されるたびに加速する。当てると相手はひるんで降りてくるので、攻撃のチャンス。ちなみに魔法は空きびんでも跳ね返せる。
- 灼熱穴居竜ヴァルバジア
- 炎の神殿の主。ゴロンの英雄が倒した邪竜だが、ガノンドロフが復活させた。言う事を聞かない他の部族への見せしめの為、ゴロン族がヴァルバジアの生け贄として、ガノンドロフの手下に捕まっていた。攻撃パターンは空を飛ながら炎を吐く、岩を落とすなど。穴の中から頭を出した時に、メガトンハンマーで頭を攻撃。ひるましたあと、剣で攻撃。
- 水棲核細胞モーファ
- 水を操る水の神殿の主。水の触手を駆使して攻撃してくる。本体は小さな核である。ダメージが蓄積すると触手が増える。ロングフックショットで核を捕え、剣で攻撃。これを繰り返すのみ。
- 暗黒幻影獣ボンゴボンゴ
- 闇の神殿の主。インパの力により井戸の底に封印されていたが、力が強まった為封印が解けた。顔と両手で構成され、顔はまことのメガネを使わないと見えず、ダメージも与えられない。両手を弓矢かフックショットで攻撃し、突進してきたら顔目掛けて攻撃。ひるんだところを剣で切りつける。
- 双生魔導士ツインローバ
- 魂の神殿の主。炎の魔導士コウメは低温に弱く、氷の魔導士コタケは高温に弱い。ガノンドロフの育て親でもある。後半戦では合体する。なお、魔法の矢の類は通用しない。合体後の攻略法は、同じ魔法を3回盾で受け止め、それをツインローバに向けて当てる。そうすると地面に着陸するので移動して、Z注目してジャンプ斬り。これを繰り返すと勝てる。注意事項としては、1回違う魔法を盾で受けるとリセットされてしまうので、要注意。
- 大魔王ガノンドロフ
- ガノン城の主。力のトライフォースを手に入れ魔王と化した。闇の波動でナビィが近づけないため、Z注目できない。攻撃パターンはファントムガノンの後半戦と同様。魔法を跳ね返してひるんでいるところに光の矢をあてると床に降りてくる(この時のみZ注目も出来る)ので、近づいて攻撃。ある程度ダメージを負うと強力な魔法で攻撃してくるが、回転斬りで簡単に跳ね返せるうえ、魔力を溜めているときは隙だらけなので、光の矢も当る。
- ガノン
- 力のトライフォースにより魔物へと変貌したガノンドロフ。両手で振り回す剣による攻撃は強力。光の矢を顔に当てると怯むので、裏に回って弱点の尻尾を攻撃。マスターソードで攻撃すると威力が二倍になる。なお、周りの障害物を破壊させるとアイテムや妖精が出てくる。
[編集] 種族
- ハイリア族(Hylian)
- ハイラルに住む、普通の人々。耳がとがっているのは、神の声を聴くためらしい。
- コキリ族(Kokiri)
- 森に住む、人の子供の姿をした種族。ひとりひとりに対して妖精が宿る。コキリの森から出ると死んでしまうといわれている。
- ゴロン族(Goron)
- 山に住む、褐色の肌をした種族。岩を主食とし、怪力を持つ。語尾に「ゴロ」と付けて話す。ものづくりの名手でもある。族長はダルニア。
- ゾーラ族(Zora)
- 水に住む、泳ぎが得意な種族。少しの間だけ地上にいられる。里のそばに住むジャブジャブ様を崇める。族長はキングゾーラで、その娘がルト。
- シーカー族(Shiekah)
- かつてハイラルに住んでいたという、伝説の民族。王家に忠誠を誓っていたが、一度だけ裏切られた過去を持つ。インパは最後の生き残り。
- ゲルド族(Gerudo)
- 砂漠に住む、謎の多い人々。戦闘を得意とし、閉鎖的な女性社会を営んでいる。100年に一度だけ男が生まれ、その男は王となる資格を持つ。
[編集] 地理
広大なハイラル平原が広がり、森、山、湖、谷など豊かな自然に囲まれている。
[編集] 要所
- コキリの森(Kokiri Forest)
- コキリ族が住む、のどかな森。森の聖域へつながる迷いの森や、デクの樹サマの生える広場がある。
- ハイラル城(Hyrule Castle)
- ハイラルの中枢となる王国。すぐそばにはにぎやかな城下町を控える。
- カカリコ村(Kakariko Village)
- インパが創立した村。デスマウンテンにつながっており、墓地や風車小屋などがある。
- デスマウンテン(Death Mountain)
- ゴロン族の活動拠点ゴロンシティがある霊峰。岩石や火山灰が降ってくる危険な場所もある。
- ゾーラの里(Zora's Domain)
- カカリコ村の南の川の上流に位置し、ゾーラ族が住む。
- ハイリア湖(Lake Hylia)
- 広大な湖。ゾーラの里から流れる川の行き着く先。釣り堀などがある。
- ロンロン牧場(Lon Lon Ranch)
- ハイラル平原の中央に位置する牧場。
- ゲルドの谷(Gerudo Valley)
- 深い谷で、近くにゲルド族の砦がある。幻影の砂漠への入口。
[編集] ダンジョン
- デクの樹サマの中(Inside the Great Deku Tree)
- コキリの森にある。最初のダンジョンで、基本的な動作や謎解きが要求される。(ボス:甲殻寄生獣ゴーマ)
- ドドンゴの洞窟(Dodongo's Cavern)
- デスマウンテン登山道にある。爆弾の使い方が鍵を握る。(ボス:猛炎古代竜キングドドンゴ)
- ジャブジャブ様のお腹(Inside Lord Jabu-Jabu's Belly)
- ゾーラの泉にある。唯一非戦闘員と行動を共にするダンジョン。(ボス:電撃旋回虫バリネード)
- 森の神殿(Forest Temple)
- コキリの村奥、森の聖域にある。ダンジョンの長さ、複雑さが急激に上がる。このゲームでは初めて「カギ」が出てくるダンジョンでもある。(ボス:異次元悪霊 ファントムガノン)
- 炎の神殿(Fire Temple)
- デスマウンテン火口にある。捕らわれたゴロン族を助けてヒントをもらう。(ボス:灼熱穴居竜ヴァルバジア)
- 氷の洞窟(Ice Cavern)
- ゾーラの泉にある。氷の性質を利用した仕掛けが多く登場する。
- 水の神殿(Water Temple)
- ハイリア湖にある。水位をうまく変えて行動する思考力・記憶力・観察力が問われる。(ボス:水棲核細胞モーファ)
- 井戸の底(Bottom of the Well)
- カカリコ村にある。普通では見えない仕掛けや、見えるのに存在しない仕掛けがある。
- 闇の神殿(Shadow Temple)
- カカリコ村の墓地にある。井戸の底と似た性格を持つ。(ボス:暗黒幻影獣ボンゴボンゴ)
- 魂の神殿(Temple of Time)
- 幻影の砂漠の巨大邪神像内にある。前半は総合的なテクニック、後半は光を使った謎解きが要求される。(ボス:双生魔道師ツインローバ)
- ガノン城(Ganon's Castle)
- 元ハイラル城にある。最後のダンジョン。今まで登場した謎解きの応用力が試される。(ボス:大魔王ガノンドロフ、ガノン)
[編集] オカリナのメロディ
オカリナで吹いたメロディはさまざまな効果をもたらし、それを活用して冒険を進めてゆく。Cボタン群とAボタンを組み合わせてメロディを奏でる。メロディはワープ用とそれ以外とに分けることができる。
[編集] 通常メロディ
種々の効果をもたらすメロディ。
- ゼルダの子守唄(Zelda's Lullaby)
- インパから最初に教わるメロディ。王家が認めた証となる。
- エポナの歌(Epona's Song)
- マロンから教わる。大人時代にエポナを呼び寄せることができる。
- サリアの歌(Saria's Song)
- サリアから教わる。サリアやナビィと会話ができる。
- 時の歌(Song of Time)
- ゼルダから教わる。時の扉を開けるために必要。また、青色の巨大ブロックを消したり現したりすることができる。
- 嵐の歌(Song of Storms)
- 風車小屋のグル・グルさんから教わる。嵐を起こすことができる。
- 太陽の歌(Sun's Song)
- 王家の墓内の石碑から習得。昼を夜に、夜を昼にする。他、多数の効果がある。
- カカシの歌(Scarecrow's Song)
- 自分で自由に作ることができる。ある手順を踏んだのち、特定の場所でカカシを呼び寄せることができるようになる。
[編集] ワープ用メロディ
特定の場所にワープするためのメロディ。その地点に初めて訪れた際にシークから授かる。ただし「光のプレリュード」だけは森の神殿をクリアしないと教えてもらえない。
- 森のメヌエット(Minuet of Forest) - 森の聖域
- 炎のボレロ(Bolero of Fire) - デスマウンテン火口
- 水のセレナーデ(Serenade of Water) - ハイリア湖畔
- 闇のノクターン(Nocturne of Shadow) - 墓地
- 魂のレクイエム(Requiem of Spirit) - 巨大邪神像前
- 光のプレリュード(Prelude of Light) - 時の神殿
[編集] 主要な受賞歴
- 第2回文化庁メディア芸術祭
- デジタルアート〔インタラクティブ〕部門大賞
- 第3回CESA大賞
- 大賞
- プログラミング部門賞
- Milia d'Or Awards
- Most Impressive Game Play
- Adventure & Role Playing Games
- 2nd Annual Interactive Achievement Awards
- Console Adventure Game of the Year
- Console Role Playing Game of the Year
- Console Game of the Year
- Outstanding Achievement in Interactive Design
- Outstanding Achievement in Software Engineering
- GAME OF THE YEAR
- 1999 Game Developers Choice Awards
- Most Innovative Game Design
- Best Console Game
- BAFTA Interactive Entertainment Awards
- Innovative Game Award
- The Games Award
- The Interactivity Award
- The Computer Programming Award
[編集] 漫画
- 『ゼルダの伝説 時のオカリナ』(姫川明・2000年)
- 本作は子供編と大人編に分かれている。なお、大人編の番外編に登場するオリジナルの鳥人族にスタッフが構想を得て風のタクトのリト族が生み出されたらしい。
- 『ゼルダの伝説 時のオカリナ』(谷上俊夫・1999年)
[編集] ゼルダの伝説 時のオカリナGC
ゼルダの伝説 時のオカリナGC The Legend of Zelda: Ocarina of Time Master Quest |
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ジャンル | アクションアドベンチャーゲーム |
対応機種 | ニンテンドーゲームキューブ |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1人 |
メディア | DVDカスタム 8cmディスク1枚 |
発売日 | 『ゼルダの伝説 風のタクト』の予約特典 |
売上本数 | 非売品 |
その他 | 振動機能対応 |
[[『ゼルダの伝説 時のオカリナGC』は、ニンテンドーゲームキューブ用ソフト『ゼルダの伝説 風のタクト]]』の予約特典として配布された作品。当初は予約を行ったその場で渡した店もあったが、すぐに在庫がなくなり、大半は『風のタクト』と同時に渡された。NINTENDO64用ソフト『ゼルダの伝説 時のオカリナ』をゲームキューブ用に移植(説明書内での表記は再現)したものである。エミュレータを使用しているので、ゲームキューブのコントローラーに合わせ、「Z注目」が「L注目」に変更されているなどの細かい部分を除き、基本的にはオリジナルを純粋に移植しており、アレンジなどはなされていない。
本作品には第1作の通称「裏ゼルダ」に因んで、『時のオカリナ』のダンジョン部分が変化した超高難度の裏バージョン、『ゼルダの伝説 時のオカリナGC 裏』(英語名『The Legend of Zelda: Ocarina of Time Master Quest』)も同時に収録されており、ゲームを始める際にどちらで遊ぶか選択できる。因みにこの「裏ゼルダ」は元々64DD用に開発されていたもので、64DDのサービス終了前に完成していたのだが発売はされなかったため、幻のソフトとなっていたものである。
非売品であるため、現在は中古販売店・インターネットオークションなどでのみ入手可能。