エイベックス
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 東京都港区南青山三丁目1番30号 エイベックスビル |
設立 | 1973年6月1日(登記上) (実質的には1988年4月11日) |
業種 | |
代表者 | 代表取締役社長 松浦勝人 |
資本金 | 42億2960万円(2006年3月31日現在) |
売上高 | 単体108億2800万円、連結897億8300万円(2006年3月期) |
従業員数 | 単体137人、連結1056人(2006年3月31日現在) |
決算期 | 毎年3月31日 |
主要株主 | 株式会社USEN10.83% |
主要子会社 | エイベックス・エンタテイメント株式会社100% |
外部リンク | http://www.avex.co.jp/ |
エイベックス株式会社は東京都港区に本社がある日本の音楽ソフト会社である。エイベックスグループの中核会社である。英文名称は、Avex Entertainment Inc.。社名の由来は「 Audio Visual Expert」から。同社の持株会社であるエイベックス・グループ・ホールディングス株式会社(Avex Group Holdings Inc.)についても本稿で記述する。
2004年10月1日に(旧)エイベックス株式会社をエイベックス・グループ・ホールディングス株式会社に社名変更。同時に、子会社として(新)エイベックス株式会社を設立して、持株会社化している。
2005年4月1日に大幅なグループ事業再編が行われ、(新)エイベックス株式会社は「エイベックス・エンタテインメント株式会社」に商号変更、他のグループ会社も商号変更が行われた。また同社は、同日に同社の子会社でアーティストマネジメント業を営む株式会社アクシヴをエイベックス・プランニング&デベロップメント株式会社に商号変更し、アーティストマネジメント業をエイベックス・エンタテインメントに移管している。
一方、CDなどは同日より発売元がエイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ株式会社(それまで販売元だった株式会社エイベックス・ディストリビューションが商号変更)に変更されている。
目次 |
[編集] 企業概要
当初は松浦勝人(MAX松浦)らによって立ち上げられた輸入レコードの卸会社だった。 1989年より依田巽(よだ たつみ)を経営者として迎え入れ、自らは小室哲哉とともにダンスと歌を融合させた音楽を1990年代に急成長させた。1990年代後半から2000年代前半にかけては、マネジメント事務所・ホワイトアトラス(後のアクシヴ)を立ち上げた上で、Every Little Thingを主力とし、レコード業界での一大勢力を築き上げた。しかし、2000年代に入るとCD市場の縮小などもあり、急成長に急ブレーキがかかりマイナス成長に転じる。
2002年、日本初のコピーコントロールCD(Copy Control CD/CCCD)を発売するも不評だったため、2004年9月CCCD運用弾力化を発表。(原則レンタルのみCCCDになるが、アニメのレーベルであるavex modeにおいては、権利者側の意向か今なお販売用にもCCCDを採用する場合も多い。また、avex-CLASSICSでは原則SACD/CCCDハイブリッド仕様でのリリースにより、表向きの批判をかわしている。)
2003年から会長兼社長の依田は、2004年からは日本レコード協会(RIAJ)会長、日本映像ソフト協会(JVA)会長を兼任した。 かつては山水電気の取締役を務めるなど音楽関連の経営畑の仕事を続けてきたため、業界、政界や海外への強い影響力を持っていると言われた。 しかしながら、創業者の松浦勝人との経営方針の確執が深刻化し、松浦の退社が引き金となり看板歌手浜崎あゆみを筆頭とする所属歌手が移籍の動きを見せ、株価が暴落。それを受け2004年8月3日に依田は会長兼社長を辞任し名誉会長となり、同日日本レコード協会、日本映像ソフト協会の会長も辞任した。 これにより、松浦はエイベックスに復帰した。
エイベックス・グループ・ホールディングスが出資しているディスクメーカー、メモリーテックはHD DVDプロモーショングループの幹事会員であるため、次世代光ディスクはHD DVDのみを出す模様。
[編集] 沿革
- 1988年4月 - 松浦勝人が輸入レコードの卸会社エイベックス・ディー・ディー株式会社を東京都町田市に設立。
- 1990年9月 - レコード部門 avex traxを設立。ダンス系音楽のブームにのり高成長を遂げる。
- 1992年 - 現在のロゴの前身となる(楕円形の中に小文字の「a」が入る)マークを制定
- 1998年4月 - エイベックス株式会社に商号を変更。また、それまで自前の流通網がなく日本クラウンに販売を委託していたが、このころにロジスティクス会社を設立。
- 1998年10月 - 株式を店頭公開。
- 1999年11月 - アニメーション製作事業に参入。
- 1999年12月 - 東証一部上場。
- 2000年1月 - 新CI(コーポレート・アイデンティティ)ロゴおよびマークを制定
- 2002年3月 - コピーコントロールCDを発売。
- 2002年3月 - 本社が入居している住友生命青山ビルを購入してエイベックスビルとする。取得価額は205億円。
- 2004年8月 - 専務の松浦勝人が売り上げ中心の経営方針に異を唱え、新会社設立のため辞表を提出、1日付けで受理され退社。3日、辞表を取り消し復帰するというエイベックスからの発表が有り、一方で会長兼社長 依田巽も辞任し名誉会長に、新たに小林敏雄が社長に就任。
- 2004年9月28日 - 臨時株主総会が開かれ、同日付で松浦勝人が代表取締役に、千葉龍平が同副社長に就任する人事が承認され、同時に前社長 小林敏雄は常務取締役に就任。さらに、株式会社有線ブロードネットワークス(現・株式会社USEN)と業務提携、その上で資本参加を受けて筆頭株主となり、有線ブロードネットワークスの傘下となることを発表。
- 2004年10月1日 - 純粋持株会社に移行、エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社に社名変更。同日付で会社分割により事業会社・(新)エイベックス株式会社を設立。
- 2005年4月1日 - (新)エイベックス株式会社をエイベックス・エンタテインメント株式会社へ社名変更。同時に株式会社アクシヴのアーティストマネジメント業務を移管される。
- 2005年7月14日 - Appleが出資したiTunes株式会社に楽曲提供を発表。
- 2006年2月 - USENが保有株式の過半を売却して、議決権比率で10.83%まで減少。同社の持分法適用関連会社でなくなる。
- 2006年8月28日 - USENが全保有株式を売却、資本関係がなくなる(業務提携は継続中。)。
[編集] 所属アーティスト
[編集] あ
- 相川七瀬 - (1995年~活動中)
- 天野浩成
- 安室奈美恵 - (1992年~活動中)
- 安良城紅
- 安藤裕子
- イクタ☆アイコ
- 井上順
- 今井絵理子 - (1996年~活動中) SPEED
- 忌野清志郎 - (1970年~活動中)
- 呉汝俊
- 上原多香子 - (1996年~活動中) SPEED
- AIR
- エイジアエンジニア
- 大塚愛 - (2003年~活動中)
- 岡本真夜 - (1995年~活動中)
- 尾関美穂
- 乙三.
[編集] か
[編集] さ
[編集] た
[編集] な
[編集] は
[編集] ま
[編集] や
[編集] ら・わ
[編集] A~Z
- AAA
- BACK-ON
- BoA
- BREATH(2005年10月 解散)
- Buzz72+
- C-999
- Caravan
- DA PUMP
- DASEIN(2004年1月 解散)
- day after tomorrow(2005年8月 活動休止)
- D-LOOP
- DELI
- Dt.
- Do As Infinity(2005年9月 解散)
- dream
- EARTH(2005年1月 解散)
- Every Little Thing
- EXILE
- COLOR(ATSUSHI)
- RATHER UNIQUE(USA・MAKIDAI)(2006年9月 活動休止)
- SHUN(清木場俊介)
- FAIRY FORE(2005年12月 解散)
- Folder5
- Galla(2000年11月 解散)
- globe
- HALATION
- Heartsdales
- HINOIチーム
- hiro
- HITOE
- hitomi
- Janne Da Arc
- kannivalism
- K DUB SHINE
- KUMACHI (解散)
- LISA
- MAX
- m.c.A・T
- m-flo
- mink
- MONKEY MAJIK
- m.o.v.e
- MY LITTLE LOVER
- Nao
- OLIVIA
- O's(作曲家・鈴木淳がプロデュースする姉妹デュオ)
- PENICILLIN
- Retro G-Style(2004年9月 解散)
- Ricken's
- Rin'
- Ruppina(2005年11月 卒業)
- shela
- sifow
- SOFFet
- SOFTBALL(2003年4月2日解散)
- SPEED
- speena
- The Kaleidoscope (2004年下旬 解散)
- the pillows
- TRAX
- TRF
- Tourbillon
- V6
- Vanilla Mood
- XBS
- YOU THE ROCK★
- ZZ
[編集] その他
- アソボット戦記五九
- サクラ大戦シリーズ
- SUPER EUROBEAT(スーパーユーロビート)シリーズ
- ゴールデンゴールズwithトータス松本
- インリン・オブ・ジョイトイ vs. 金剛地武志
[編集] レーベル
- avex-CLASSICS(エイベックス・クラシックス)
- avex trax(エイベックス・トラックス)
- avex tune(エイベックス・チューン)
- avex globe(エイベックス・グローブ)
- avex io(エイベックス・イオ)
- cutting edge(カッティング・エッジ)
- motorod(モーターロード) - cutting edge内レーベル
- avex ideak(エイベックス・イデアック) - cutting edge内レーベル
- JUNK MUSEUM - cutting edge内レーベル
- nakedrecords(ネイキッド・レコーズ) - cutting edge内レーベル
- rhythm zone(リズム・ゾーン)
- SONIC GROOVE(ソニック・グルーヴ)
- avex mode(エイベックス・モード)
- binyl records(ビニール・レコード)
- LOVE LIFE RECORDS(ラブライフ・レコード) - hitomi専属
- えんか!!えいべっくす - 東京プリン専用
- RytheMedia Tribe(リズメディア・トライブ) - MISIA専属
- Vellfare Records(ヴェルファーレ・レコーズ)
- HI-BPM STUDIO(ハイビーピーエムスタジオ)
- MODE99(モード99) - かつて存在したテクノ系サウンド専門レーベル
- D-FORCE(ディーフォース) - かつて存在した日本産テクノ系サウンド専門レーベル
- DANGER CRUE RECORDS(デンジャークルー・レコーズ) - MAVERICK D.C. GROUP傘下のインディーズレーベル。エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズが発売元
[編集] 主なグループ企業
- エイベックス・プランニング&デベロップメント(旧アクシヴ←ホワイトアトラス)
- tearbridge production(ティアブリッジ・プロダクション)
- tearbridge records(ティアブリッジ・レコーズ)
- エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ(旧プライム・ディレクション)
- avex io(エイベックス・イオ)
- HiBOOM(ハイブーム)- 2002年〜2005年までPENICILLINが在籍していた。後に、avex traxへレーベル移籍。
- HIBOOM VR(ハイブーム・ブイアール) - 石川知亜紀(スペースクラフトグループ/See-Saw)
- URC (アングラ・レコード・クラブ) - プライム・ディレクションが販売権を取得。原盤権はシンコー・ミュージック。
- ミディア(旧トゥーマックス)
- ヴェルファーレ・エンタテインメント
- 六本木ヴェルファーレ
- エイベックスネットワーク
- エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ(旧エイベックス・ディストリビューション)
- avex club(エイベックス・クラブ)
- エイベックス&イースト - 株式会社イーストと合弁会社。2006年3月3日設立。
- AV Experience America Inc.
[編集] コンピレーション・アルバム
ユーロビートの曲を集めたアルバムCD「SUPER EUROBEAT」は会社創業より発売。現在170タイトル以上が発売されており、1998年から2001年頃には主にユーロビートの曲に合わせて踊る「パラパラ・ダンス」ブームが巻き起こり、エイベックスからパラパラ・オールスターズなどのカリスマダンサーも登場した。
- これまで発売されたユーロビート・コンピレーション・アルバム(現在発売中のも含む)
-
- SUPER EUROBEAT
- EUROMACH
- EUROBEAT FLASH
- 俄然パラパラ!!
- ULTRA DANCE
- PARAPARA PARADISE
- MAHARAJA NIGHT HI-NRG REVOLUTION
ほか多数発売。
[編集] 夏の企画・イベント
1993年より、毎年夏に大がかりな企画・イベントを行っている。殆どの場合、グループを代表するアーティストが出演するのが特徴である。
- 1993年:avex rave '93
- 1994年:avex rave '94
- 1995年:avex daNce Matrix '95
- 1996年:avex dance net '96
- 1997年:avex dance carnival '97
- 1998年:avex non-stop 150h in velfarre
- 1999年:avex 夏祭り '99
- 2000年:avex summer paradise 2000
- 2001年:avex rave 2001
- 2002年:a+nation
- この年より、全国数箇所を会場とした野外ライブイベントa-nationとして行われる。
- 2003年:a-nation '03
- 2004年:a-nation '04
- 2005年:a-nation '05
- 2006年:a-nation '06 powered by ウイダーinゼリー
[編集] 備考
[編集] 問題点
- 裏金疑惑
- 問題点としてよく挙げられるのは、主にレコード大賞での裏金疑惑である。特に、2001年から2003年の三年連続での浜崎あゆみの大賞受賞や、2005年の倖田の大賞受賞などである(倖田の受賞作は、年間売り上げ85位の作品であった)。
- のまネコ問題
- のまネコ問題とは、2ちゃんねるなどで親しまれてきた「モナー」などのAAキャラクターに類似した作品を、エイベックスのグループ会社が「のまネコ」「米酒」と、自社の著作権表示をつけて販売した問題である。謝罪をして著作権を侵害したことは認めたが、「のまネコ」などを使っている作品における売上・利益については法的制裁は受けておらず、また自主的返還もしていない。
- 著作権問題
- のまネコ問題に見られる様に、著作権の扱いについても批判される事が多い。最近では、avex所属アーティストによる盗作疑惑が数多く挙がっており、ネットでの話題となっている。
[編集] 関連項目
- channel a(テレビ番組)
- ASAYAN(テレビ東京・テレビ番組)
- レコード会社一覧
- CCCD
- 企業一覧 (情報・通信)
- 茨城ゴールデンゴールズ(片岡安祐美選手との個人スポンサー契約を結ぶ。)
- 青空レコード(2005年10月1日から販売受託)
- 村主章枝(2005年10月からサポート契約を結ぶ。)
- ショップ・マニフィカ(旧住商ホームショッピング)(avex clubと業務提携となり、a-box,オハコ,HARMONYなどとして通販CDを取扱いされている)
- ヤマハ・ミュージック・コミュニケーションズ(2006年4月1日より販売受託)
- TEAM dream
- ダルビッシュ有(2006年1月、エイベックスネットワーク株式会社と専属マネージメント契約を締結。)
[編集] 外部リンク
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