ウィジャボード (競走馬)
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性別 | 牝 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 2001年3月6日 |
死没 | (現役競走馬) |
父 | ケープクロス |
母 | セレクションボード |
生産 | スタンレー牧場 |
生国 | イギリス |
馬主 | 19代ダービー伯爵 |
調教師 | エドワード A.L.ダンロップ |
競走成績 | 22戦10勝 |
ウイジャボード(英語表記Ouija Board、香港表記占卜)はイギリスの競走馬。2004年の欧州年度代表馬(カルティエ賞年度代表馬)並びに同年のアメリカ最優秀芝牝馬(エクリプス賞芝牝馬チャンピオン)を受賞している。馬主である第19代ダービー伯爵はウイジャボードが唯一の所有馬である。
名前の由来は、Ouija Board(霊応盤:心霊術で使われる占い用のボード)より。祖母Ouijaと母Selection Boardからの連想。
[編集] 戦績
2歳時の2003年は、10月にデビューし初戦は3着に破れたものの、次走は4馬身差圧勝。この年はもう1戦(3着)でシーズンを終えた。
2004年になると初戦のプリティーポリーステークスを6馬身差で勝ちオークスの有力候補に躍り出た。そのオークスでは4番人気に押され、1番人気オールトゥービューティフルを7馬身もちぎり圧勝、そして1か月半後のアイリッシュオークスもレースレコードで難なく制覇すると3ヶ月の休みをはさみ凱旋門賞に向かった。凱旋門賞は牡馬の強豪が集まることから6番人気にすぎなかったが、結果はバゴ、チェリーミックスに次ぐ3着と健闘した。ヨーロッパシーズン終了後はアメリカに遠征し、ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフを勝利している。2004年は牡馬に中心的な存在がおらず、オークス7馬身差圧勝、牡馬に混じっての凱旋門賞3着、遠征先での勝利などの実績が決め手となり2004年カルティエ賞年度代表馬を受賞した。
2005年も現役続行し、コロネーションカップに出走予定も左前足に腫瘍が見つかりプリンスオブウェールズステークスに回る。しかし2番人気に応えられず7着に終わったうえ、落鉄の影響で裂蹄を発症してしまい休養に入った。相手にも恵まれたプリンセスロイヤルステークスでは復帰戦を勝利で飾ったが、連覇を狙ったブリーダーズカップ・フィリー&メアターフではインターコンチネンタルの2着に敗れた。次走をジャパンカップに定めるものの、高速競馬しかも2分22秒1という日本レコードでの決着では分が悪く5着に敗れた。そして中1週の強行軍で挑んだ香港ヴァーズでは牡馬の強豪を従えて見事優勝を果たし、欧州年度代表馬の威厳を保った。
さらに翌2006年も現役を続ける。初戦に選んだドバイシーマクラシックではハーツクライの4着、その後もクイーンエリザベス2世カップ3着、コロネーションカップ2着と、善戦はするものの勝ちきれないレースが続いていたが、同年4戦目となったプリンスオブウェールズステークスでは、2006年のドバイワールドカップ馬エレクトロキューショニスト、ドバイデューティーフリー馬デヴィッドジュニアらを下し、昨年の香港ヴァーズ以来となる勝利を飾った。次走の3歳上牝馬限定で行われるナッソーステークスでは1番人気に支持され、3番人気アレクサンダーゴールドランに頭差をつけて優勝した。続く、アイリッシュチャンピオンステークスでは2番人気に支持され、1番人気ディラントーマスと叩き合いの末、クビ差の2着に敗れた。3度目の出走となるブリーダーズカップ・フィリー&メアターフでは1番人気に支持され、見事に同レース2度目の優勝を果たし、G1・7勝目を挙げた。また、2006年度カルティエ賞年度代表馬、同最優秀古馬を受賞した。この年度代表馬の受賞は2004年以来2度目の受賞であり、カルティエ賞が創設以来初めて、2度の年度代表馬となった。 同年8戦目、世界一の騎手といわれるランフランコ・デットーリとともにジャパンカップに再び挑戦したが、3着に敗れた。その後香港ヴァーズに出走予定であったが、故障を発症し、引退となる予定。
牡馬と比べて能力のピークが短いと言われる牝馬でありながら、3年連続でG1を制覇しており、息の長い活躍を見せていた。
[編集] 成績
全22戦10勝
- 2003年(3戦1勝)
- 2004年(5戦4勝) カルティエ賞年度代表馬、同最優秀3歳牝馬、エクリプス賞芝牝馬チャンピオン
- 1着 - エプソムオークス、アイリッシュオークス、ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ
- 3着 - 凱旋門賞
- ワールドサラブレッドレースホースランキング - L120(牝馬1位、世界26位、セックスアローワンスを考えると実質9位)
- 2005年(5戦2勝)
- 1着 - 香港ヴァーズ、プリンセスロイヤルステークス
- 2006年(9戦3勝) カルティエ賞年度代表馬、同最優秀古馬
- 1着 - プリンスオブウェールズステークス、ナッソーステークス、ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ
- 3着 - ジャパンカップ
[編集] 血統表
ウィジャボードの血統 (ダンチヒ系(ノーザンダンサー系)/アウトクロス) | |||
父
Cape Cross 1994 黒鹿毛 |
Green Desert | Danzig | Northern Dancer |
Pas de Nom | |||
Foreign Courier | Sir Ivor | ||
Courtly Dee | |||
Park Appeal | Ahonoora | Lorenzaccio | |
Helen Nichols | |||
Balidaress | Balidar | ||
Innocence | |||
母
Selection Board 1982 鹿毛 |
Welsh Pageant | Tudor Melody | Tudor Minstrel |
Matelda | |||
Picture Light | Court Martial | ||
Queen of Light | |||
Ouija | Silly Season | Tom Fool | |
Double Deal | |||
Samanda | Alycidon | ||
Gradisca F-No.12-b |
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