さんまの天国と地獄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さんまの天国と地獄(さんまのてんごくとじごく)とは、フジテレビで放送されていた明石家さんま司会のサッカーを中心とする情報バラエティ番組である。
2002年に日本と韓国で共同開催されたFIFAワールドカップに向けて、各大陸の予選の結果を中心に放送。毎回サッカー好きのゲストが登場し、さんまと共にジョン・カビラのハイテンションな実況付きで試合を振り返る。
ブラジル代表ロナウドの元恋人という巨乳ブラジル人女性・ビビアーネや、Jリーグの横浜フリューゲルスでも活躍したアルゼンチンのモネールなど、各国のサポーターとして登場した個性溢れる「名物レポーター」が人気となった。特にモネールはワールドカップ終了後も他局のバラエティに出演したり、この番組(ハイライト・後述)で共演したリトバルスキーの紹介でJ2の横浜FCに入団、わずかな期間ではあったがJリーグ復帰を果たした。
各国の代表選手やレポーターがVTRでスタジオのさんまに向かって「さんまさん、さんまさん」と呼びかけるのがお約束で、最終回のエンディングでは過去に登場した様々な人物の”さんまを呼びかける場面”がダイジェストで流れた。
目次 |
[編集] 出演者
[編集] ハイライト
ワールドカップ開幕後、フジテレビで放送されたハイライト(デイリーまたはウィークリー)も「天国と地獄」というサブタイトル付きで放送され、番組の進行や出演者もほぼ同じような構成になっていた。さんまは「監督」というポジションになり、スケジュールの都合上半分はVTR出演だった。
- 監督:明石家さんま
- 司会・実況:ジョン・カビラ
- アシスタント:中井美穂、内田恭子
- 解説:清水秀彦、西野朗、アーセン・ヴェンゲル
[編集] ゲスト出演者
ほか
[編集] 各国名物レポーター
ほか
[編集] エピソード
- ワールドカップとほぼ同時期にフジテレビ系列で放送されていたドラマ「空から降る一億の星」でさんまと共演した木村拓哉が、イタリア代表デル・ピエロのサイン入りユニフォームが欲しいと言ったためジローラモがサインをもらいに行く企画があった。ジローラモは見事サインをもらう事に成功するが、デル・ピエロが行ってしまった後「To Takuya」(拓哉へ)と書いてもらうのを忘れた事に気づき、自分で書き足してしまった。これにはさんまも「何て事するの!?」と呆然。結局さんまがこのユニフォームを木村拓哉に渡したものの、「こんな物いらねえよ」と言われてしまったらしい。
- 松木安太郎がアルゼンチン代表のシメオネ、イングランド代表のオーウェンの名前を使ってダジャレを披露したところ、2人が揃って負傷し戦列から離れるという不幸に見舞われた。このことから、番組内で”松木のダジャレの題材になった選手は負傷する”というジンクスが誕生した。しかし、これが発覚した回のオープニングで、これ以上被害者が出ないよう「ダジャレ禁止令」が出たにも関わらず、松木はベッカムのフリーキックの映像を見て「ベッカムは別格ですね」とコメント、スタジオを騒然とさせた。これに対しさんまは苦笑いしながらも「これでベッカムは少なくとも肉離れか、親離れするでしょうね」と綺麗にまとめた。(ちなみにこの時のベッカムのフリーキックは、ヨーロッパ予選においてイングランドが本戦出場を決めたギリシャ戦で同点に追いついた時のもの。)
カテゴリ: フジテレビ系番組 | サッカー番組 | テレビ番組に関するスタブ