いすゞ・エルガミオ
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エルガミオ(Erga Mio)は、ジェイ・バスが製造し、いすゞ自動車が販売している路線用中型 バス。
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[編集] シリーズの変遷
1999年6月23日、平成10年排出ガス規制に合わせ*ジャーニーK(LR)をフルモデルチェンジして発売された。観光系はガーラに準じたスタイリングでガーラミオとして独立したシリーズとなったが、その後はジェイ・バスグループの間でモデルの整理が行なわれた。 当初はワンステップバスとツーステップバスの2種類の床が設定されていた。ホイールベースはコンベンショナルな縦置きエンジンが4.4mと3.8mの2種類で、旧型ではワンステップバス及び低床車はリーフサスペンションのみの設定であったが、乗り心地が良く、ニーリングによって停留所で車高を調整して乗降が楽に出来ることから、エアサスペンションが基本になり、リーフサスペンションはオプション(改造車扱い)となった。またコミュニティーバスに最適な7mミディバスも用意され、多彩なニーズに応えた。
平成15年新短期排出ガス規制に合わせ、2004年7月にモデルチェンジされ、ワンステップバスとCNGノンステップバスは日野自動車へレインボーIIとしてOEM供給されている。
[編集] シリーズの概要
[編集] ワンステップバス
ワンステップバスは1種類のホイールベースが設定され、PA-LR234J1がホイルベース4.4mとなる。また、日野自動車へレインボーII(PA-KR234J1)としてOEM供給されている。
[編集] ノンステップバス
ノンステップバスはワンステップバスの前ドアから中ドアまでをノンステップとして、ワンステップバスとエンジンなどの駆動系周りを共通化しコスト削減したモデルである。1種類のホイールベースが設定され、PA-LR234J1がホイルベース4.4mとなる。また、CNGノンステップバス(PA-LR234J1改)も設定され、こちらは日野自動車へレインボーII(PA-KR234J1改)としてOEM供給されている。
[編集] エルガミオ"7mBUS"
7mミディクラスのワンステップバスは、1996年に日産ディーゼル・RNが登場し、1998年には三菱ふそうもMJ路線にワンステップ仕様を追加していたが、いすゞにおいてもエルガミオシリーズの一員として、ジャーニーQ路線仕様の生産中止以来、久方ぶりにこのサイズの路線仕様が復活した。
7mバスと名づけられたこの車は、8.2ℓの6HH1-S(225PS)を最後部に直立横置きで搭載し、アングルドライブを採用するのは前記の2台と共通だが、クラス初の4バッグエアサスペンション(大型トラック・ギガマックスと共通)をリアに採用し、ニーリング機構を標準装備した。ステップ段差はバリアフリー住宅と同等の20㎝等間隔に設定され、車椅子利用者のためのスロープ板も装着できた。2002年に生産中止。
[編集] エンジン
ワンステップおよびノンステップバスのエンジンは6HK1形に過給器搭載して使用している。(240ps)
CNGノンステップバスのエンジンは6HA1形を使用している。(190ps)
[編集] トランスミッション
ディーゼルエンジン車はワンステップ・ノンステップバスともにマニュアル車(ACT車)とオートマチック車(AT車)がある。
[編集] 車体
ほとんど純正のいすゞバス製造だが、発売初期の車両の一部に西日本車体工業を架装した例が存在する。なお、この車輌はワンステップである。
現在の生産会社は、いすゞバス製造から日野自動車との合弁会社であるジェイ・バスへ移行したが、製造拠点は旧いすゞバス製造の工場(宇都宮事業所)にて行なわれている。