いすゞ・エルガLT
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エルガLTは、ジェイ・バスが製造し、いすゞ自動車が販売していた9m大型バス。路線用のワンステップバスと自家用のツーステップバスが設定された。2005年、新短期排出ガス規制に未対応のまま、同社が得意としてきたこのサイズのシティーバスの歴史に幕を下ろした。
2000年6月に大型路線バスのLV系がキュービックからエルガにモデルチェンジしたのに合わせ、LT系もエルガボディにモデルチェンジした。ここではBA系、ECM/EDM、キュービックLT系も同時に紹介する。
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[編集] 車体
いすゞLT系は、大型車体と同じものを使い、純正車体(川重車体・IKコーチ・いすゞバス製造)の場合キュービックもしくはエルガ車体となる。初期の一部にはモノコックボディを架装したLTも存在した。
また富士重工製の車体のバスも多く製造され、5Eもしくは7Eボディが架装されている。(2003年まで)
なお、西日本車体のECM/EDMはごく少数、LT系架装例は皆無と思われる。
生産会社は、いすゞバス製造から日野自動車との合弁会社であるジェイ・バスへ移行したが、製造拠点は旧いすゞバス製造の工場(宇都宮事業所)であった。
[編集] 9m大型バス
9m大型バスは、路線バスボディの車体幅は大型車と同じ2.5mで全長が中型車並の9mのバスで、大型短尺車や大型ショート車とも言う。エンジンは多くの場合、中型車と共通の物を使い、エルガLTの場合はエルガミオと同じ6HH1-S型を搭載する。
いすゞ自動車はこのタイプの車両に昔から強く、BA系、ECM/EDMが過去存在した。
山間部や狭隘区間では、車幅よりも車体長の制約が強い路線が多く、9m大型バスはそういった路線環境を持つユーザーに好まれた。さらに、厳しい路線環境を持つユーザーには、ナローボディ車が存在した。車体の幅は中型車と同じであるが、大型車用の車体をそのまま狭くした形で、車体断面は中型車とは異なる。またサスペンションや車輪などは大型車と同じものを使う。このナローボディ車は、1980年代中期まで製造された。中型車の性能向上などによりこのナローボディ車は役目を終えた。
また9m大型バスは教習車として使われることも多い。
エルガLTモデル廃止の大きな理由の一つが、大型2種免許試験の試験車輌が11m車に変更されつつあることである。現在、中型免許制度の新設に伴う措置として、警察試験場の大型バス試験車輌が11mに変更されつつある。このため、強い需要のあった教習車に11mバスが求められるようになり、エルガLTモデル廃止に繋がった。
[編集] シリーズの変遷
[編集] BA系
[編集] ECM/EDM
[編集] キュービックLT
[編集] エルガLT
[編集] 関連項目
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