Vodacom
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Vodacomは南アフリカに本社を置く南アフリカ初の携帯電話企業である。2005年9月時点でのVodacomの競合他社はMobile Telephone Networks (MTN)とCell Cである。1600万の顧客を持つ南アフリカ第1の携帯提供社である。Vodacomは、南アフリカに3G、UMTSネットワークを初めて展開した企業でもあり、HSDPAの提供も行っている。
Vodacomは世界最大の国際携帯ネットワークであるVodafoneの一部である。
VodacomはGSMサービスを南アフリカ、タンザニア、レソト、モザンビーク、コンゴ民主共和国で提供している。キリマンジャロも提供範囲に入っており、これはGSM提供範囲の中で世界一高い場所である。
[編集] 株主
1993年に3社間で合弁事業として設立された。
- Telkom SA Ltd (50%)
- Vodafone Group Plc (35%)
- VenFin Ltd (15%) (現在はVodafoneが99.8%を所有しているため、VodafoneはVodacomの50%を所有していることになる)
2005年11月に、VodafoneはVenFinをおよそ160億ラント(約20億ユーロ)で買収することに合意した。その後VenFinの資産はVodacomの株式15%を除き処分され、これによりVodafoneはTelkomとともに50%を保有することになった。Vodafoneのいつもの行動に従えば、おそらく取引完了の上でブランド名がVodafoneへと変更されるだろう。
[編集] スポーツのスポンサー
Vodacomは南アフリカのスポーツにおける主要なスポンサーである。ラグビーでは、地方キュリー杯選手権の3つのチームの第1スポンサーである(プレトリアに本拠地を置くVodacom Blue Bulls、Bloemfonteinに本拠地を置くVodacom Free State Cheetahs、ケープタウンに本拠地を置くVodacom Western Province)。Vodacomはトライ・ネイションズとスーパー14における命名権も保有しており、Vodacom Bulls、Vodacom Cheetahs 、Vodacom Stormersのスポンサーでもある。国内選手権であるVodacom杯のスポンサーでもあり、Springboksの公式サプライヤーでもある。
サッカーではプロサッカーリーグの2強クラブのスポンサーを行っている。Kaizer Chiefs、Orlando Pirates、Bloemfontein Celticがそれである。South African Football AssociationやチームのBafana Bafana (男子)、Banyana Banyana (女子)、Amajita (20歳以下)へのスポンサーも行っている。南アフリカで開催される2010 FIFAワールドカップの主要サポーターでもある。
Vodacomは様々なスタジアムの命名権も所有している。BloemfonteinのVodacom Park、ケープタウンのNewlands Stadium、プレトリアのLoftus Versfeldがそれに当たる。
[編集] 外部リンク
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