Resource Reservation Protocol
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Resource Reservation Protocol(リソース リザベーション プロトコル、訳:リソース予約プロトコル、略:RSVP)は、送信先までの帯域を予約し、ネットワーク上の通信路の品質保証を行なうプロトコルである。TCP/IP の上位プロトコルとして機能し、データを送受信する時に CPU、バッファ、帯域などのリソースを確保し、QoS を保証する。
データ通信を行うサーバとクライアントとの間で制御メッセージをやりとりすることで、経路にあるルーターやスイッチが伝送帯域を確保する。テレビ会議やリアルタイムの動画像配信などでは即時性・連続性が求められ、RSVP はこれらの一定量のデータ伝送速度が連続的に必要なシステムに向けて開発が進んでいる。
Resource Reservation Protocol という奇妙な略し方は、欧米で手紙の末尾に書く "RSVP"(Répondez s'il vous plaît、フランス語で「ご返事をお願いします」)に合わせたものである。