Wikipedia:Nupedia and Wikipedia
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
過去の文書:この文書は(ある時点での)英語版の翻訳ですが、現在の実態を反映していません。
Nupediaはオープンコンテントで、国際的な、個人がレビューしている百科事典です。当初、ラリー・サンガーによって進められていました; ウィキペディアを始めたのもラリーで、彼があまり公式ではない「ウィキ」の百科事典プロジェクトによってNupediaをサポートするアイデアを思い付いた時の事です。 それで、これらのプロジェクトの間には歴史的な繋がりがあります。 Nupediaとウィキペディアの両方ともに、Bomis(ウェブポータルの企業)によって創設されています。 だから、より広いマネージメントの繋がりもあります。
でも、編集上の繋がりは両プロジェクトの間にはありません。
Nupediaの参加者は、ウィキペディアの記事や手法を必ずしも容認しているわけではありません。相手もまた、同じです。
注: Nupediaは現在活動を停止しています。
目次 |
[編集] Nupediaの記事をウィキペディアに追加すること
Nupediaの記事をウィキペディアに追加するに当たって、 あなたがすべき全てのことは、記事を見つけて、記事をコピーして、そうしてふさわしい場所に(何であれあなたがふさわしいと思う場所に)それをペーストすることです。 Nupedia の記事は GNUフリー文書ライセンスの元に公開されています。 あなたは Nupedia が記事の出展であると触れて、元の記事へのリンクを提供すべきです。
[編集] ウィキペディアにコピーされた記事
Quasispecies model -- Irish traditional music -- Donegal fiddle tradition -- Polymerase chain reaction -- Foot-and-mouth disease -- Plasmid -- Computation -- Pylos -- Vergil -- Atonality
[編集] ウィキペディアの(まだ)コピーされていない記事
Imperative programming -- Genotype and phenotype (see genotype, phenotype) -- Functional programming -- Karl Raimund Popper -- Case-based reasoning -- Procopius of Caesarea -- SNOBOL 4 -- Herodotus of Halicarnassus -- Charles S. Peirce -- Classical Era (Music) -- Hydatius
[編集] ウィキペディアが取って代った記事 =
New Zealand
二つの期限切れの-でも-関連したリンク:
- Wikipedia:ウィキペディアの記事をNupediaへ追加すること
- Chalkboard candidates
(以下は日本語版だけの記事です)
ウィキペディアもNupediaも、どちらもオープンコンテンツの、フリー(自由)かつコピーレフトな百科事典プロジェクトです。その違いは、「ウィキペディアはバザール方式の開発手法」で進められて、「Nupediaは伽藍方式の開発手法」で進められていたということです。
上の記事を見ると Nupedia は失敗し ウィキペディアは成功したように見えます。少なくとも、当初 Nupedia はウィキペディアの親のプロジェクトであり、ウィキペディアは Nupedia をサポートする、広く一般から(多分大したことのない)記事を募集するプロジェクトとして始まっています。記事はGNUフリー文書ライセンスですから、いつでも Nupedia はウィキペディアから良い記事を選んで取り込むことが出来ます。また、取り込んだ後に専門の筆者が記事を磨きあげる事ができます。
そうすべき理由は、前もって考えてみると「ウィキペディアは一般が受け入れられないないようになるから、一般に公開するための別の公式の版を用意する必要がある」と、普通には考えられるでしょう。でも、結果は違ったようです。ウィキペディアは思っていたよりも良い内容に向かって、誰が指揮を取ることもなく協調的に進んでいます。
これはソフトウェアの開発でも起きたことです。多くの人がバザール方式では成功したと呼べるような成果物が出来上がるとは信じませんでした。しかし、Linux の成功を見ても分かるように、伽藍方式で開発されているフリーのソフトウェアよりも優れているものを生み出せるだけではなく、世界最大のソフトウェア企業が総力を注ぎ込んでいるソフトウェアにすら十分対抗することができるのです。