NHK杯国際フィギュアスケート競技大会
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NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(エヌエイチケーはい こくさいフィギュアスケートきょうぎたいかい、NHK TROPHY)は日本スケート連盟主催、日本放送協会共催の国際フィギュアスケート競技大会で、1995年から「ISUグランプリシリーズ」に組み込まれている。開催地は毎年変わる。2006年は長野県ビッグハットにて、11月30日から12月3日まで開催された。
前身は、日本におけるフィギュアスケートの普及を目的とし日本スケート連盟が1977年まで開催した、招待制の日ソフィギュアスケート(エキシビションのみ、1978年には国際チャンピオンズ大会と呼ばれ、日本とソ連以外の選手も招かれた)とされる。スケートカナダやスケートアメリカ等の欧米の国際大会と異なり、1979の第一回大会(東京、国立代々木競技場)以来、競技種目のうち規定演技を行わずショートプログラムとフリースケーティングのみが実施されて現在に至る。1991年に国際ルールで規定演技が廃止となり、時代を先取りする大会方針だっと言える。
21世紀に入って以降の大会の開催地は2001年のアクアドームくまもとに始まって2002年の京都アクアリーナ、2003年の旭川大雪アリーナそして2004年の名古屋レインボーアイスアリーナと続き2005年は大阪・なみはやドームで開催された。
2002年大会から女子フィギュアは、日本勢が5連覇している。また、2005年大会では、初の男女アベック優勝を果たし翌年の2006年/長野市のビッグハット大会では男女共に大会史上初めて、表彰台を独占した。
[編集] 第1回大会結果
- ペア
- 1位 ボロビョーワ・リソフスキー組(ソビエト)
- 2位 ヒースリー・ワーゲンホッファー組(アメリカ)
- 3位 フランクス・ボティチェリ組(アメリカ)
- ダンス
- 1位 モイセエワ・ミネンコフ組(ソビエト)
- 2位 トービル・ディーン組(イギリス)
- 3位 レハコーワ・ドラスチック組(チェコスロバキア)
[編集] 日本人優勝経験者
女子シングル
- 渡部絵美(1979年)
- 伊藤みどり(1984年、1985年、1988年~1991年)
- 恩田美栄(2002年)
- 村主章枝(2003年)
- 荒川静香(2004年)
- 中野友加里(2005年)
- 浅田真央(2006年)
男子シングル