FPS症候群
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FPS症候群は、ファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)のプレイヤーが陥るとされる 架空の病気。
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[編集] 概要
ゲームや深刻さによって詳細な症状は違うが、3Dグラフィックによるリアルタイム映像表現と多人数によるマルチプレイが重要視されるファーストパーソン・シューティングゲームに没頭してしまい、現実世界にもゲーム世界内の行動様式が滲み出てしまうという点で共通している。
これに似た現象はFPS黎明期よりインターネット上のFPSユーザーの間で報告されており、現在まで一種のジョークとして語られている。
ファーストパーソン・シューティングゲームのほとんどが戦闘行為を題材にしており、必然的に軍隊の行動様式と共通項目が発生することになる。
[編集] 主な症状
- 敵に発見されないように行動する、敵を発見するための些細な物音（足音やヘリコプターのローター音など）に反応してしまう
- 狙撃手を警戒して物陰から物陰に移動する、曲がり角に潜む敵を警戒してしまう
- 特定の武器に執着する、現実世界の物品とゲーム中の武器を混同する
- ゲーム中でしかできない行動を現実世界でとろうとする
- 他者とのコミュニケーション手段が画一的に（ゲーム中と同じ方法に）なる
[編集] 漫画でのFPS症候群
筒井哲也の漫画『リセット』に上記の現象を題材にした架空の病気が登場している。
劇中では、Sourceエンジンによる表現能力と実在の建築物モデルによって現実世界と見紛うような空間を再現したゲーム、『ディストピア』によって引き起こされたFPS症候群による連続自殺事件が物語冒頭にて語られる。
その後も『ディストピア』に隠された悪意を暴く過程において、この症状は作品全体で重要な意味を持つ事となる。
