F212i
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mova F212i(ムーバ・エフ に いち に アイ)は、富士通が開発したNTTドコモの第二世代携帯電話 (mova) 端末製品である。
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[編集] 概要
F212iは、厚さ13mmという薄型設計が特徴のストレート形端末。 横幅も小さく収まっており、手に取ってみるとその仕様以上に小型に、また軽量に感じられる。 ほどよく屈曲した、つやのある触感のボディが手になじむ。
ディスプレイは、大きさ1.8インチのTFT液晶。 待受画面の背景画像として、時間帯によって三種類の美しい画像が自動的に切り替わるという壁紙が標準で設定されていた。 なお、最後にボタン操作を行ってから一定時間以上経過すると、自動的にモノクロの時刻表示画面へと切り替わる。
アンテナには伸縮するロッドアンテナを採用。 側面には誤操作防止用のスライドスイッチが配置されており、これは片手でも簡単に、すばやく切り替え操作を行うことができるものである。 カラーバリエーションは暗い灰色で重厚な印象のダークメタルと、明るい銀色が爽快なフリーズシルバーの二種類。 円形のクレードルと、クリップ付きストラップが用意されている。
F212iが開発されていたときには、携帯電話端末の形状として折りたたみ式がすでに主流となっていた。 それでも富士通は独自で市場調査を実施し、全携帯電話需要の1割はストレート形端末を欲していることをつかむ。 F212iは、そのうち半数をビジネスマンが占めていたという事実を踏まえ、ビジネスシーンでの利用を重視して開発された製品であり、ビジネスユースに特化した機能が多数織り込まれたものとなっている。 少ないボタン操作でさまざまな機能をすばやく行えるショートカットキーや、スケジューリング機能、さらには4万語を収録した英和辞典機能を備えている。
[編集] 仕様
- 寸法:
- 高: 128 ミリメートル
- 幅: 44 ミリメートル
- 厚: 13 ミリメートル
- 重量: 70 グラム
- 画面: 132×176 ピクセル 1.8 インチ TFT
- 電池:
- 連続待受時間: 470 時間
- 連続通話時間: 150 分間
- SAR: 1.38 W/kg
[編集] 歴史
- 2002年8月20日: 電気通信端末機器審査協会 (JATE) による審査を通過(認定番号: A02-0679JP J02-0084)。
- 2002年11月8日: F212i 発表。
- 2002年11月12日: F212i 発売開始。