Blue (魚喃キリコ)
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『blue』（ブルー）は、1996年の魚喃キリコの漫画、および漫画を原作として2002年に公開された映画である。
[編集] 漫画
『blue』は、1996年、マガジンハウス『コミック アレ!』（1月号～10月号）に連載された。魚喃キリコの初の長編作品となった。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
高校三年生の桐島カヤ子は、やりたいことが見つからず進路をはっきり決める事ができなかった。そんな中桐島は、わけあって留年したため周囲から浮いていた遠藤雅美と仲良くなる。遠藤はなぜか都会の音楽や本に詳しく、桐島の知らない世界を教えてくれた。そんな遠藤に桐島は強く憧れるようになり、自分の可能性にも気づいてゆく。
[編集] 映画
『blue』（ブルー)は、安藤尋監督の長編映画作品。本作が初主演の市川実日子は、本作の演技で第24回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞を受賞。小西真奈美、今宿麻美が共演している。
本作は主に新潟市内で2001年に撮影された（高校のシーンは、地元のボランティアを集め主に高岡市の伏木高校で撮影）。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
舞台は海辺の地方にある女子高校。高校3年生になった桐島カヤ子（市川実日子）は、いつも一人でいる大人っぽくて物静かな遠藤雅美（小西真奈美）をお昼に誘った。遠藤はひとつ年上であるが、去年、何かの理由で停学し同級生になっていた。桐島は遠藤から、今まで知らなかった音楽や本を教えてもらい、その大人っぽい魅力に強い憧れを抱くようになる。その思いは、しだいにただの憧れを超え、友情とも恋愛ともつかない関係に二人を導いていく。海に近い、けだるい雰囲気のながれる地方都市を舞台にした、春から夏、そして初秋にかけての物語。
