2/3 アイノキョウカイセン
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2/3 アイノキョウカイセン(ニートサン - )は、電撃G's magazine(メディアワークス)で2005年12月号から連載されている読者参加企画。現在の正式タイトルになったのは2006年1月号からで、2005年11月号で予告が掲載された時の仮題は「Real/Digital Project」だった。なお、タイトル「2/3」の読みが正式に「ニートサン」となったのは2006年5月号でのこと。
キャラクターデザインは2次元(DIGITAL World)が小川静香、3次元(REAL World)が京極しん。文芸:ででん(2006年8月号 - )。
目次 |
[編集] 概要
主人公は「引きこもり」「ニート」「二次元オタク」。学校にも行かずギャルゲーに没頭し、周囲を呆れさせている。幼馴染みや家族はあの手この手で主人公を現実社会へ引き戻そうとするのだが……。
これが本企画におけるストーリーである。読者は主人公を取り巻く物において主人公の行動を6つの中から選択するか、もしくは独自に行動を提案し、主人公が最も多くの票を得た行動を取っていく。その結果により主人公の趣向を示す「ひきこもりゲージ」が変動し、最終的に主人公が2次元と3次元のどちらの世界に愛を向けていくかが決まる、と言う物である。
なお、本企画においては読者参加ゲームにおける投票用のハガキはG's本誌に綴じ込まれておらず、公式サイト(PCおよび携帯電話)および通常のハガキでの受付となり、複数投票も受け付けている。
[編集] 登場キャラクター
[編集] DIGITAL World
- 三嶋のえる(みしま - )
- 主人公が寝食を忘れて没頭しているギャルゲーのヒロイン。主人公の幼馴染みで毎朝、起こしに来てくれる。仔犬系。
- ぱそみタン
- 萌え擬人化により(主人公の脳内で)幼女の外観をしているパソコン。主人公を「お兄たん」と呼んで慕うが、嫉妬深い。
- 月宮 しずく(つきみや - )
- 最近出たギャルゲーに登場する癒し系メイド。虚弱体質。初回限定版のフィギュアは邪神だった。
[編集] REAL World
- 高柳 ヒメ(たかやなぎ - )
- 主人公の幼馴染みで、資産家の令嬢。自分の美貌に絶対の自信を持ち、自分を「サブキャラ」扱いする主人公を快く思っていない。設定上はツンデレだが、今のところデレ状態は発動せず。
- アサヒ
- 主人公の妹。学業・運動・社会適応力など全てにおいて主人公に勝っているが、兄に対して嫌悪感は持っていない(もっとも、兄をおちょくって楽しんでいる節が見受けられる)。
- 加賀見 イリア(かがみ - )
- 数多くの引きこもり少年を大人の色気で社会復帰させて来たことが自慢の家庭教師。主人公の両親に泣き付かれて家庭教師を引き受ける。
[編集] 歴史
※年月は「電撃G's magazine」の発売号に合わせている。
- 2005年11月号
- 「双恋」終了後の新企画の一環として予告掲載。この時のタイトルは「Real/Digital Project(仮称)」。
- 2005年12月号
- 前号に続き予告掲載。企画の詳細が公表されるが、インターネット上では主人公の設定や「絶望的に頭の悪そうなこの企画。先行き不安ですね」「見るからに『やっちまった』感満点な本企画」という編集部の投げやりなコメントに対して「メイン読者を嗤い物にしている」と言った否定的評価が出る一方、一種の「自虐ネタ」と冷静に受け止める読者も。
- 2006年1月号
- 連載開始。タイトルが「2/3 アイノキョウカイセン」に正式決定。
- 2006年2月号
- 誌上ゲームの予告掲載。
- 2006年3月号
- 読者参加ゲーム「ネット通販ひきこもり大作戦!!」開始。本誌発売に合わせてインターネット投票・携帯投票の受付を実施。
- 2006年4月号
- 誌上ゲーム第1回結果発表。総投票数1297票であった。この号より公開された「ひきこもりゲージ」は三次元側に移動。第2回のテーマは「オンラインゲームひきこもり大作戦!」。この号の漫画では「2/3」を「ニートさん」と読んで唖然とするネタが掲載された一方、この号での舞台となったオンラインゲームのタイトルも「ニートさんオンライン」だった。
- 2006年5月号
- 誌上ゲーム第2回結果発表(総投票数1026票)。「ひきこもりゲージ」は二次元側に移動。この号で「2/3」の読みが「ニートサン」と正式に決定。本号では部屋のガサ入れがテーマ。
- 2006年6月号
- 誌上ゲーム第3回結果発表(総得票数1058票)。「ひきこもりゲージ」二次元側へ移動。次号からの構成変更が発表される。
- 2006年7月号
- 誌上ゲームは休止。次号からのリニューアル準備として、登場キャラクター6名の詳細なプロフィールが公開される。
- 2006年8月号
- REALのヒロイン3名が主人公を更正させる為に会うエピソード。次回の誌上ゲームは10月号より再開すると告知。
- 2006年9月号
- 主人公とDIGITALのヒロイン3名の妄想エピソード。ちなみに、ストーリーが「妄想」だった為かエイプリルフールでもないのに「ゲーム化・アニメ化決定(嘘)」の見出しが誌面に踊る。
- 2006年10月号
- 読者参加ゲーム再開第1回「ひきこもり検定試験」(9月5日~25日)。参加方法は携帯電話のみ。また、この号より毎回ヒロイン1名に焦点を当てたショートノベル「ヒロインストーリーズ」開始。第1回は高柳ヒメ。
[編集] 4コマ
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2006年1月号より連載中。小川静香が描く2次元(DIGITAL World)をページの左側、京極しんが描く3次元(REAL World)をページの右側に掲載すると言う独特のページ構成が特徴。
本誌では白黒だが原稿はカラーで描かれているらしく、携帯サイトでは本誌に掲載された4コマの一部がカラーで読める。
[編集] 外部リンク
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