黒船祭
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黒船祭(くろふねさい)は、静岡県下田市で5月第3土曜日前後の3日間開催される祭である。
[編集] 概要
下田開港に尽くした内外の先賢の偉業を顕彰し、世界平和と国際親善に寄与するため、1934年(昭和9年)第1回が開催され、2006年(平成18年)で第67回となる(昭和16年~21年の期間は中断。第11回、第12回は横須賀市で開催)。 当初は、日米露などの先賢を顕彰していたが、現在では、ペリー提督とタウンゼント・ハリス総領事など米国先賢のみが顕彰の対象となっている。日米親善を最大の特色とし、例年、米国大使をはじめ米海軍や自衛隊の派遣鑑・音楽隊・カラーガードなどが参加してる。 米兵墓前祭、海上花火大会。記念式典やパレード、下田条約調印式再現劇、米軍楽隊が出演するサンセットコンサート、開国市などの行事が行われる。
[編集] 歴史
- 1934年(昭和9年):第1回黒船祭、開港80周年を記念して開催。当時、東京音頭が流行し、神戸港祭りを念頭に、「何か一つ、ぱぁっとやらければ駄目だな」と当時の町役場と保勝会(観光協会)で発案。東京湾汽船(現・東海汽船)、東海自動車、河津川水力電気などから多額の寄付を受けて、日米開港先賢慰霊祭中心にして2週間開催された。
期間-4月20日~5月3日 総裁-静岡県知事田中広太郎 会長-下田町長鈴木寅之助 来賓-グルー米国大使夫妻、野村吉三郎海軍大将 行事-入力中。