鳥取県立鳥取西高等学校
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鳥取県立鳥取西高等学校 | |
創立 | 1873年 |
設置学科 | 普通科 |
所在地 | 〒680-0011 |
鳥取県鳥取市東町2丁目112番地 | |
電話番号 | 0857-22-8281 0857-22-7324(FAX) |
外部リンク | 公式サイト |
鳥取県立鳥取西高等学校(とっとりけんりつとっとりにしこうとうがっこう)は、鳥取県鳥取市東町にある高等学校。いわゆる「旧制一中」であり、県内一の進学校。硬式野球部は、山陰地方で甲子園最多出場、最多勝利を誇る。2004年インターハイ団体で優勝した女子弓道部や、全国常連の女子新体操部、なぎなた部も有名。白線3本の制帽に長ラン着用のバンカラ応援団も名物となっている。校舎は鳥取城があった久松山(きゅうしょうざん)を背景に、お堀の内側に建っている。敷地内には、所々に鳥取城の石垣がそのまま残されており、歴史を感じさせる。春はお堀端の桜並木越しに見るキャンパスが非常に美しい。
目次 |
[編集] 歴史
- 1873年10月28日:鳥取藩校尚徳館を承継し第四大学区十五番変則中学を設立。
- 1888年:鳥取高等女学校を設立。
- 第四大学区十五番変則中学が鳥取中学校となる。
- 鳥取中学校が鳥取第一中学校となる。
- 1948年4月:鳥取第一中学校が鳥取第一高等学校、鳥取高等女学校が鳥取第三高等学校となる。
- 1949年4月:鳥取第一高等学校・鳥取第三高等学校・鳥取商業高等学校が合併して鳥取県立鳥取西高等学校として発足。
- 1957年4月:商業科を鳥取県立鳥取商業高等学校へ分離。
- 2001年4月:全日制のうち家庭学科を鳥取県立鳥取湖陵高等学校へ分離。
- 2004年4月:定時制・通信制を鳥取県立鳥取緑風高等学校へ分離。
[編集] 設置学科
- 全日制
- 普通科
[編集] 高校野球戦績
- [センバツ]通算2勝4敗
- 1927年 第4回 1回戦 鳥取一中 7-8 松山商
- 1933年 第10回 1回戦 鳥取一中 9-7 長崎商 2回戦 鳥取一中 3-5 岐阜商(優勝校)
- 1990年 第62回 1回戦 鳥取西 1-4 高松商
- 1993年 第65回 2回戦 鳥取西 9-4 秋田経法大付 3回戦 鳥取西 0-5 長崎日大
- [選手権]通算23勝22敗
- 1915年 第1回 1回戦 鳥取中 14-7 広島中(第1回大会の記念すべき開幕試合で勝利。鳥中エース鹿田一郎投手が第1球を投げる) 準々決勝 鳥取中 1-7 和歌山中
- 1916年 第2回 1回戦 鳥取中 1-2 和歌山中 準々決勝 鳥取中(敗者復活) 9-6 中学明善(福岡。敗者復活) 準決勝 鳥取中 4-5 市岡中(大阪。準優勝校)
- 1918年 第4回(米騒動で中止)
- 1919年 第5回 1回戦 鳥取中 4-3 愛知一中 準々決勝 鳥取中 2-4 小倉中(福岡)
- 1920年 第6回 1回戦 鳥取中 6-2 豊国中(福岡) 準々決勝 鳥取中 2-0 京都一商 準決勝 鳥取中 3-14 関西学院中(兵庫。優勝校)
- 1924年 第10回 1回戦 鳥取一中 10-0 京城中(朝鮮) 2回戦 鳥取一中 15-2 同志社中(京都) 準々決勝 鳥取一中 5-4 宇都宮中 準決勝 鳥取一中 3-9 松本商(長野。準優勝校)
- 1926年 第12回 1回戦 鳥取一中 4-2 長崎商 2回戦 鳥取一中 4-1 盛岡中 準々決勝 鳥取一中 3-9 和歌山中
- 1927年 第13回 1回戦 鳥取一中 9-1 茨城商 2回戦 鳥取一中 3-7 鹿児島商
- 1928年 第14回 2回戦 鳥取一中 2-8 高松中
- 1929年 第15回 1回戦 鳥取一中 12-0 秋田師範 2回戦 鳥取一中 2-1 敦賀商(福井) 準々決勝 鳥取一中 1-0 市岡中 準決勝 鳥取一中 1-5 広島商(優勝校)
- 1933年 第19回 1回戦 鳥取一中 0-3 敦賀商
- 1934年 第20回 1回戦 鳥取一中 3-1 京都商(京商エースは沢村栄治) 2回戦 鳥取一中 1-8 熊本工(熊工エースは川上哲治)
- 1936年 第22回 1回戦 鳥取一中 3-2 鹿児島商 2回戦 鳥取一中 1-4 岐阜商(優勝校)
- 1938年 第24回 2回戦 鳥取一中 3-0 青森師範 準々決勝 鳥取一中 0-3 甲陽中(兵庫)
- 1947年 第29回 2回戦 鳥取一中 4-10 志度商(香川)
- 1953年 第35回 1回戦 鳥取西 4-1 松商学園(長野) 2回戦 鳥取西 4-6 宇都宮工
- 1958年 第40回 1回戦 鳥取西 2-1 新潟商 2回戦 鳥取西 0-1 柳井(山口。優勝校)
- 1973年 第55回 2回戦 鳥取西 3-0 仙台育英 3回戦 鳥取西 0-1 富山商
- 1981年 第63回 1回戦 鳥取西 5-0 東奥義塾(青森)(鳥西エース田子が先頭打者に許した内野安打1本のみに抑える) 2回戦 鳥取西 0-5 早稲田実(東東京。早実エースは荒木大輔)
- 1985年 第67回 1回戦 鳥取西 7-4 日大三(西東京) 2回戦 鳥取西 0-8 宇部商(山口。準優勝校)
- 1993年 第75回 2回戦 鳥取西 11-1 不二越工(富山) 3回戦 鳥取西 1-2 京都西
- 2005年 第87回 2回戦 鳥取西 1-7 銚子商(千葉)
[編集] 有名な卒業生
- 由谷義治(政治家)
- 竹内功(鳥取市長)
- 沢田廉三(外交官)
- 藤井勇(元阪神タイガース選手、日本プロ野球第1号本塁打を放つ)
- 鬼塚喜八郎(アシックス創業者、藤井勇と同級生)
- 福士敬章(元広島投手、韓国プロ野球選手)
- 田子譲治(元ロッテ投手、現巨人軍バッティング投手)
- 遠野阿璃子(童話作家、翻訳家、エッセイスト)
- 阪田瑞穂(女性タレント、美少女クラブ31のリーダー)
- 朴慶南(エッセイスト)
- 金子亮太郎(明治安田生命保険社長)
- 尾崎放哉(俳人)
- 中河美芳(元イーグルス選手、野球殿堂入り)
- 木下政文(元イーグルス選手)
- 日置明子(アーティスト)
- 田村耕太郎(自民党参院議員)
- 影井秀(現役東大生、「東大コーチ」代表)
- 奥田義人(元文部大臣、司法大臣)
- 橋田邦彦(元文部大臣)
- 古井喜実(元厚生大臣、法務大臣)
- 西尾寿造(元東京都長官、陸軍大将)
- 矢部貞治(元東京帝大教授、政治学)
- 佐々木惣一(元京都帝大教授、憲法学)
[編集] 鳥取西高校が舞台になった作品
- 主人公・山下陽一の進学した高校が、明記されていないが鳥取西高校。陸上選手の夢を断念した陽一は写真部に所属して活躍する。校舎の外観や運動会風景などが作品中に描かれている。