高野健一
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高野 健一(たかの けんいち、1971年 - )は、シンガーソングライター。東京都杉並区で生まれ、1988年、杉並区立井荻中学校から東京都立西高等学校進学・入学、サッカー部に所属。同時に得意としていた油絵を中心にした美術も掛け持ちしていた。
[編集] 略歴
高校卒業後、在学中からはじめていたギターの弾き語りでのミュージシャン活動を開始。アメリカで日本語教師をしていたこともある。 その後、500本ものデモテープを抱えてニューヨーク~ロンドンでメジャーレコード会社各社・ラジオ局に作品を売り込みに歩き回りながら放浪して生活。 帰国後は長野の農家で住み込み生活、六本木でのバーテンダー職、舞台俳優エキストラなどの経験もする。 1998年にソニーミュージックに送ったデモテープをきっかけに同社とレーベルプロデューサーとして契約を結び、シングル「空想X」でpal@pop名義でデビューを果たす。 1999年3月にアート集団「GROOVISIONS」のキャラクター「chappie」のデビューシングル「Welcoming Morning」をプロデュース。 2000年にソニーミュージックからイーストウェスト/ドリームマシーンに移籍。 2001年5月21日、再び「chappie」をヴォーカルに迎えたシングル「the never ending rainbow」をpal@pop名義の作品としては3年ぶ りに発表、同年にはフジテレビ「情報ライブ EZ!TV」のテーマ曲「Lover's Delight」を手掛けている。 2002年6月26日にpal@popのデビュー曲「空想X」を高野のヴォーカルによるセルフカバーとしてニューシングルを発表、 同年8月にはファーストアルバム「pal@pop」をリリース。
2003年に入っても積極的な活動を進め、10月には高野健一として詩集「悲しみの終わりに泣いてもいいよ」を発表。 2005年11月には第2作目となる詩集「僕は君が好きが続いてゆく」を発表。 2006年2月初旬には東京紀伊国屋本店および新宿南店にて「文芸・芸術」部門の売上1位を記録。総合チャートでも17位にランクイン。 詩集はいずれも発行部数1万部を超えている。
2005年12月7日にミニアルバム「will」を初の「高野健一」名義で日本クラウンよりリリース。 2006年6月にはミニアルバム「Yes.」を発表。 2006年10月にはミニアルバム「三陸産のウニに涙したい-One Day A Happy Day!-」を発表。タイトル曲の「三陸産のウニに涙したい」は 有線放送キャンシステムにおいて、9月度お問い合わせランキング5位、10月度では1位を記録した。
一方で、サウンドクリエイターとしての才能も高く評価されており、CM・グラフィック業界等からの信頼も厚く、2004年にはトヨタ(プリウス)、カネボウ(リフトゥール)、ミスタードーナツのCMや、韓国コカコーラ社の新製品TVCFに楽曲が起用されている。 また、最近では(前述のEZ!TVの後継番組である)フジテレビ系列の情報番組スタ☆メンのテーマ曲「By Your Side」やアニメ「BLEACH」関連CDの作曲・アレンジに携わるなどさらに活動の幅を広げている。
吉本興業所属。
[編集] 外部リンク
- pal@pop(高野健一 公式サイト)