高根澤力
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高根澤 力(たかねざわ つとむ、1973年10月25日 - )は社会人野球の選手(捕手、右投げ右打ち)である。
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[編集] 人物・来歴
栃木県出身。宇都宮学園では甲子園の出場経験あり。その後日大を経て三菱自動車川崎(現・三菱ふそう川崎)に入社。強打を兼ね備えながら、強気なリードをすることでたちまち頭角を現す。
2000年、2003年、2005年とチームは3回の都市対抗野球制覇を果たすが、高根澤はそのいずれにおいてもマスクをかぶり、補強選手を含めた投手陣のリードには他チームの監督をも脱帽させるだけのクレバーさを見せた。2005年シーズンをもって三菱ふそう川崎を退部。
[編集] エピソード
2005年オフ、母校・宇都宮学園(現・文星芸大附属高)の監督就任要請を受けてチームを退部。その理由は、当時の監督が選手として甲子園の出場経験がないというもの。この決定は学校経営者トップが独自に行ったもので、部員や父母会への説明は一切行われなかった。そのため、学校の部員や父母会からの猛反発に遭い、監督交代は白紙になった。現在でもチームには復帰していない。
[編集] 日本代表キャリア
- 第14回IBAFインターコンチネンタルカップ(1999年)
- 第35回IBAFワールドカップ(2003年)
- 第36回IBAFワールドカップ(2005年)
[編集] 主な表彰
- 第52回JABA東京スポニチ大会敢闘賞(1997年)
- 第36回IBAFワールドカップベストナイン(捕手部門、2005年)
- 社会人ベストナイン 2回(2003年、2005年)