骨抜き
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骨抜き(ほねぬき)は、魚類の骨を抜くために用いる道具。魚類を加工・調理する際に骨を抜く用途に使われることが多く、加工工場や厨房で使用される。また研究用途として、生物の解剖にも使用される。ピンセット状の物からペンチ状の物まで各種あるが、一般にピンセットの一種に分類される。先端形状は平らになっており、骨を掴む用途に特化してある。
小骨を抜くためのに使用されるものは毛抜きと代わらないし、毛抜きをそのまま使うことがよくある。毛抜きでは抜けないほどの中骨や大骨は、大きな毛抜きという印象の巨大な代物を使用している。
古くから工芸品として毛抜きと共に歴史を歩んでおり、素材は鉄が主流であった。しかし鉄では錆びるため、最近はステンレスが多い。チタンや貴金属も使われてるが、高価であり加工が難しいため、実用品としてではなくコレクション品としての側面が強い。
[編集] 慣用句
慣用句的な「骨抜き」の用法としては
を指すことに使われる。