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韓嵩(かんすう、154年?-?)は、後漢末期の武将。字は徳高。南陽郡の人。
はじめ荊州牧・劉表の参謀として仕えた。政治・外交面において優れた才能を持っていたため、曹操と袁紹の対立が明確になると、どちらにつくべきか迷う劉表に曹操のもとへ交渉に赴くように命じられた。そして、曹操のもとへ赴いたとき、献帝から侍中に任じられている。このため、劉表のもとへ帰還したとき、曹操との内通を疑われて処刑されそうになるが、周囲の重臣たちがこれを止めたため、死刑は免れた。
劉表の死後、その後を継いだ劉琮に対して曹操への降伏を進言した。劉琮降伏後は、曹操に仕えた。