雄亀滝橋
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雄亀滝橋(おけだけばし)は熊本県美里町に存在する石橋である。熊本県指定重要文化財。
開田のために作られた「柏川井手」(全長11km、緑川の支流柏川より取水)と呼ばれる水路の一部をなすアーチ型水路橋。当惑谷と呼ばれる深い谷に水を通すために設置された。欄干もない質素な橋。文化14年(1817年)、岩永三五郎によって架橋された。三五郎の初期の作である。現在でも、水路とともに利用している。
日本国内で最も古い水路橋と紹介されることがあるが正しくない。国内最古の水路橋は福岡県大牟田市の早鐘眼鏡橋(延宝2年(1674年)架橋)。
- 全長15.5m
- 幅3.6m
- 高さ7.4m
- 径間11.8m