陶磁資料館南駅
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陶磁資料館南駅(とうじしりょうかんみなみえき)は、愛知県豊田市八草町にある、愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)の駅である。駅番号はL08。
愛知万博期間中は、長久手会場東ゲートに最も近い駅だった。
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[編集] 駅構造
バリアフリーの対応として出入口・改札内に各1基・合計2基のエレベーターを配置。 尚、エスカレータは場所は確保されているが未設置。
安全対策として1・2番線ホームに可動式ホームドアを設置。
[編集] のりば
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
[編集] 愛・地球博のエピソード
愛・地球博から帰宅者で万博会場駅が大混雑している時は、混雑緩和の為、この駅を列車が2本に1本は通過する場合があった。ただ万博会場駅に比べ始発駅から次の駅ということでやや空いてることから、この駅まで歩いて、乗車する帰宅客もいた。
[編集] 不正乗車
愛・地球博期間中は万博会場駅や公園西駅から万博八草駅(現・八草駅)方面の列車に乗車した乗客が、この陶磁資料館南駅で降り、島式ホームなのでそのまま反対側の乗り場の藤が丘方面の列車に乗車する現象が見られた。 これは、万博会場から藤が丘方面へ向かう乗客が混雑のため座席の確保が困難なことから一度、前の陶磁資料館南駅に向かいそこからなら座って行けるという考えの下で行ったこと。 これをするには、万博会場・公園西~陶磁資料館南の運賃160円+陶磁資料館南~藤が丘方面の各駅(例:藤が丘までなら340円)の運賃が必要となる。 しかし、大部分の乗客は万博会場→(220円・280円・340円)区間か公園西→(160円・220円・280円)の乗車券しか持っておらず当然、区間外乗車・不正乗車の扱いとなる。
そこで、この不正乗車を試みる乗客を防止するために駅のホームでは2~3人の誘導員が監視し1番線(万博八草方面)と2番線(藤が丘)を行き来できないように、バーなどを設置し対策を取った。 同様に、万博会場駅や公園西駅では折り返し乗車ができないことを警告するアナウンスも流された。 また、それでも不正乗車を試みる乗客には区間外(万博会場・公園西~陶磁資料館南間)の不足分の運賃を徴収した。
折り返し乗車ができないことや、不足分の運賃徴収されることに納得のいかない乗客が一部には現れ、しばしばトラブルなどがあったもようである。
実際に各鉄道会社には旅客営業規則という鉄道会社と乗客との運賃契約をする約款が存在する。 詳しくは鉄道営業法もしくは不正乗車の項目を参照のこと。 その中には、正規運賃のほかに追徴料を支払わなければならないとある。 追徴料は始発駅から終点駅までの2倍の運賃の場合がよくある。 これらを元に、考えればこのケースの不足分の運賃の徴収量は安いものである。 根本的には乗客のモラルの問題でもある。
[編集] 隣の駅
- 愛知高速交通
- 東部丘陵線(リニモ)
- 愛・地球博記念公園駅 - 陶磁資料館南駅 - 八草駅