長野県西部地震
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長野県西部地震（ながのけんせいぶじしん）とは1984年9月14日午前8時48分、長野県西部を震源としたマグニチュード6.9の直下型地震。 被害地域はほぼ長野県木曽郡王滝村に集中した。
地震による直接的被害は少なかったものの、地震発生まで降り続いていた雨で地震発生直後に各所で大規模な土砂崩れが発生した。
王滝村松越では土砂崩壊によって木工作業場と村道の一部と旅館の半分が無くなり、下の生コン工場を直撃した。
また御嶽山南側で御嶽崩れと呼ばれる山体崩壊が発生して、体積約3600万立方メートルの土砂が伝上川の両岸を削りつつ、濁川温泉旅館を飲みこみながら標高差約1400m、距離約10kmを流下し、延長約3kmにわたって最大50mの厚さで堆積した。 王滝川ではこの土砂崩落の土砂によって天然ダム湖ができあがった。地震から二十年以上が経過した現在でも御嶽山では崩壊跡を確認することができる。
犠牲者は行方不明者を合わせて29名、住宅全半壊87棟に及んだ。
