金森修
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金森修(かなもり おさむ, 1954年8月4日-)は、東京大学大学院教育学研究科教授。専門は、科学論、科学史。
北海道札幌市生まれ。北海道札幌南高等学校、東京大学教養学部フランス学科卒業。同大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化博士課程満期退学。パリ第1大学で学び、哲学博士を取得。筑波大学講師・助教授、東京水産大学水産学部助教授を経て、2002年から現職。
2000年、『サイエンス・ウォーズ』でサントリー学芸賞を受賞。
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[編集] 著書
[編集] 単著
- 『フランス科学認識論の系譜――カンギレム, ダゴニェ, フーコー』(勁草書房, 1994年)
- 『バシュラール――科学と詩』(講談社, 1996年)
- 『サイエンス・ウォーズ』(東京大学出版会, 2000年)
- 『負の生命論――認識という名の罪』(勁草書房, 2003年)
- 『ベルクソン――人は過去の奴隷なのだろうか』(日本放送出版協会, 2003年)
- 『自然主義の臨界』(勁草書房, 2004年)
- 『科学的思考の考古学』(人文書院, 2004年)
- 『遺伝子改造』(勁草書房, 2005年)
- 『病魔という悪の物語――チフスのメアリー』(筑摩書房[ちくまプリマー新書], 2006年)
[編集] 共著
[編集] 共編著
- (中島秀人)『科学論の現在』(勁草書房, 2002年)
[編集] 訳書
- フランソワ・ダゴニェ『具象空間の認識論――反・解釈学』(法政大学出版局, 1987年)
- ジョルジュ・カンギレム『反射概念の形成――デカルト的生理学の淵源』(法政大学出版局, 1988年)
- ガストン・バシュラール『適応合理主義』(国文社, 1989年)
- フランソワ・ダゴニェ『面・表面・界面――一般表層論』(法政大学出版局, 1990年)
- ジョルジュ・カンギレム『科学史・科学哲学研究』(法政大学出版局, 1991年)
- フランソワ・ダゴニェ『バイオエシックス――生体の統御をめぐる考察』(法政大学出版局, 1992年)
- フランソワ・ダゴニェ『病気の哲学のために』(産業図書, 1998年)
[編集] 関連項目
- メアリー・マローン - チフスのメリーとして知られる女性