野口悠紀雄
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野口悠紀雄(のぐちゆきお、1940年12月 - )は、元官僚、経済学者。専門は、日本経済論、ファイナンス理論
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[編集] 略歴
- 幼いころに父を失い、母親に育てられる。
- 都立日比谷高校卒業
- 1963年東京大学工学部卒業
- 大蔵省(現・財務省)に入省。
- 1972年、計5年間に渡り経済学を専攻し、米国イェール大学にて、Ph.D(経済学博士号)を取得。
- 帰国後大蔵省に戻ったのち文部省に出向、埼玉大学、一橋大学、東京大学教授を経て、東京大学先端経済工学研究センター長を最後に退官。
- 2000年より青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授
- 2004年、スタンフォード大学客員教授
- 2005年4月より、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授
「『超』整理法」、「『超』勉強法」などがベストセラーになる。『超』シリーズの著書は野口の専売特許である。 一橋大学助教授時代に「『財政危機の構造』を中心として」でサントリー学芸賞受賞。野口の著書のほとんどに、経済専門著書のほかエッセイにあたる『超』整理日誌シリーズでも巻末に索引が明記されている。これは、“索引のない本は「本」ではない”という信念に基づいているものである。 現在もなお続く長期不況に際して、その原因を戦時中に構築されたシステム(「1940年体制」)の非効率さにあるとして、経済論壇において一大センセーショナルを巻き起こした。著書の『1940年体制』は、現在まで続く所謂「構造改革論」のバイブルと目されている。同氏らの提議した構造改革論に対しては、岩田規久男や野口旭らから痛烈な批判が寄せられたが、2004年以降の景気回復局面において、議論は雲散霧消してしまった感が否めない。
[編集] 著書
[編集] 「超」整理法シリーズ
- 中公新書版
- 「「超」整理法-情報検索と発想の新システム」
- 「続「超」整理法・時間編-タイム・マネジメントの新技法」
- 「「超」整理法 3-とりあえず捨てる技術」
- 中公文庫版
- 「「超」整理法 1-押し出しファイリング」
- 「「超」整理法 2-捨てる技術」
- 「「超」整理法 3-タイム・マネジメント」
- 「「超」整理法 4-コミュニケーション」
[編集] 「超」勉強法シリーズ
- 「「超」勉強法」
- 「「超」勉強法 実践編」
[編集] 「超」シリーズ
- 「「超」旅行法」
- 「「超」文章法」
- 「「超」納税法」
- 「「超」発想法」
- 「「超」自分史ガイド」
- 「「超」リタイア術」
- 「「超」手帳法」
[編集] 「超」整理日誌シリーズ
- 「「超」整理日誌」
- 「無人島に持ってゆく本~「超」整理日誌2」
- 「時間旅行の愉しみ~「超」整理日誌3」
- 「「鏡の国」の経済学者~「超」整理日誌4」
- 「IT時代の社会のスピード-「超」整理日誌5」
- 「「超」整理日誌6 正確に間違う人、漠然と正しい人」
- 「日本にも夢はあるはず-「超」整理日誌7」
- 「デフレとラブストーリーの経済法則-「超」整理日誌8」
- 「地動説を疑う 「超」整理日誌9」
[編集] コンピュータ関連
- 「パソコン「超」仕事法」
- 「ホームページにオフィスを作る」
- 「インターネット「超」活用法」
[編集] 経済関連
- 「1940年体制-さらば戦時経済」
- 「日本経済 企業からの革命-大組織から小組織へ」
- 「金融工学、こんなに面白い」
- 「日本経済再生の戦略-21世紀への海図」
- 「金融工学-ポートフォリオ選択と派生資産の経済分析(共著:藤井眞理子)」