連座制
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連座制(れんざせい)とは選挙において秘書や親族が犯した選挙違反の結果、候補者が関与していなくとも候補者も処分を受ける制度のこと。
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[編集] 概要
日本の公職選挙法では候補者の親族や秘書が選挙違反を犯し、その結果禁固以上の刑に処せられた場合には候補者の当選は無効となり、同一選挙区から5年間の立候補が禁止される。しかし、連座制が適用されて5年経過しなくても、選挙区を変更すれば立候補できることから、処罰が不十分ではないかとの声もある。
このような制度の代表的なものはイギリスの1883年腐敗防止法で、運動員による選挙違反が立証されれば、候補者が関与していなくても当選を無効とする制度を定めたことにより、腐敗を極めていた選挙の健全化に大きく貢献した。イギリスの連座制では違反を犯した選挙区からの立候補は永久にできなくなり、その他の選挙区でも7年間の立候補ができなくなるなど、日本の連座制よりも厳格である。
[編集] 適用範囲
- 総括主宰者
- 出納責任者
- 地域主宰者
- 親族(父母、配偶者、子、兄弟姉妹)
- 秘書
- 組織的選挙運動管理者
[編集] 国政選挙における主な適用者
総選挙 | 選挙区 | 候補者 | 政党 | 違反者 | 違反行為 |
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1996年衆院選 | 静岡7区 | 小池政臣 | 自民党 | 後援会幹部 | 買収 |
1996年衆院選 | 宮城6区 | 菊池福治郎 | 自民党 | 秘書の長男 | 買収 |
1996年衆院選 | 和歌山3区 | 野田実 | 自民党 | 秘書の事務所職員 | 買収 |
2003年衆院選 | 宮城1区 | 今野東 | 民主党 | 後援会幹部 | 利害誘導罪 |
2003年衆院選 | 宮城2区 | 鎌田さゆり | 民主党 | 後援会幹部 | 利益誘導罪 |
2005年衆院選 | 比例四国 | 五島正規 | 民主党 | 秘書 | 買収 |
2005年衆院選 | 千葉7区 | 松本和巳 | 自民党 | 出納責任者 | 買収 |