身体装飾
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身体装飾(しんたいそうしょく)とは、身体に直接、もしくは身につける下着、服飾などで、身を飾り立てることを言う。化粧することや、衣類・装飾品から始まり、身体に穴を開けたり、入れ墨や焼き印をしたりすることまで含む。木の板や枝を体に空けた穴に通すなど道具を使う身体装飾もある 自然信仰の盛んな地域では自然霊・動物霊の力を手に入れるために自らの体に入れ墨を入れることもあった。また世界的に入れ墨は罪人の証として使われ、罪人は額や手首に入れ墨をされた。
近代以前の中国では、女性の足を型にはめて極端に小さくし、自分では歩行困難にしてしまうようなものも行われたことがある。「纏足」(てんそく)と呼ばれたが、装飾であっても、まれに女性というジェンダーに対して、社会的な拘束、暴力となるような不利益が装飾としてなされることもある。
日本ではお歯黒と呼ばれる歯の身体装飾の文化があった。