赤目四十八滝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
赤目四十八滝(あかめしじゅうはちたき)は三重県名張市の滝川の渓谷にある一連の滝のこと。48という名称がついているが実際はもっと多数の滝がある。四十八は非常に多いという意味とも。
昔、役行者がここで修行をしたとされ山岳信仰の聖地となっている。地元では「滝参り」と呼ばれる。赤目の由来は役行者が修行中に赤い目の牛に乗った不動明王に出会ったという伝説からつけられた。
滝のある渓谷は約4kmに渡って続き、峠をはさみ香落渓(こおちだに)へと続いており四季おりおり楽しめるハイキングコースとなっている。
比較的大きな5つの滝を赤目五瀑といい以下の名前がある。
- 不動滝
- 落差15m、幅7m、「滝参り」はこの滝への参拝を意味する。
- 千手滝
- 落差15m、幅4m
- 布曳滝
- 落差30m
- 荷担(にない)滝
- 落差8m、荷物を振り分けるように2つに分かれた滝からなる。
- 琵琶滝
- 落差15m、形状が楽器の琵琶に似る。
またこの渓谷はオオサンショウウオの生息地として知られ滝への入り口に飼育、展示施設もある。
日本の滝百選、森林浴の森100選に選ばれ、遊歩百選に推薦されている。
[編集] 交通
公共交通なら近鉄赤目口駅よりバス約10分。 自家用車なら国道165号、赤目口駅付近よりバスのルートと同じで約6km。 渓谷内では徒歩のみ。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 日本の地理関連のスタブ項目 | 日本の滝 | 三重県の自然景勝地