赤井御門守
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赤井御門守(あかいごもんのかみ)は、落語に登場する架空の人物である。御大名の御殿様であることをしめしている。
[編集] 登場する噺
「妾馬」や「目黒のさんま」といった噺に登場するが演者によっては名前が違う場合がある。
[編集] 名前の由来
赤井という苗字をもつ大名家も御門守という官職名も存在しない。ただし、戦国武将赤井直正の一門である旗本赤井家は存在しており、田沼意次政権下に於いて政権の一翼を担っている。この名前の由来は赤門を構えられる程の格式の立派な御大名であるという意味である。赤門は御守殿門のことで将軍家の息女が降嫁するとその住居である御守殿とともに建造された。したがって赤門があるということは将軍家と縁組ができるほどの立派な家ということになる。
[編集] その他
落語で登場する武士関連のキャラクターとしてはこの他に親類大名の杉平柾目正、用人キャラの三太夫などがいる。また、吉原遊郭などで大名が遊ぶときの偽名として赤井御門守を称したこともあったらしい。