誘導棒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
誘導棒(ゆうどうぼう)は、車両誘導等に使われる懐中電灯の一種である。
[編集] 概要
誘導棒は全長約50センチメートルの電灯で、持ち手と、持ち手から伸びる透明または半透明なライト部分で構成されている。この持ち手の部分に電池とスイッチを内蔵しており、スイッチを入れると全方向から視認できる光が出るようになっている。多くの場合、ライト部分に赤色の素材や赤色発光ダイオードを使用するなどして、赤色の光を発する構造になっている。
誘導棒の振り方によって、誘導される車がどのように行動すればよいかを示すことができるため、多くの場合、工事現場、駐車場の誘導整理に使用されている。
また、電池を使用しないタイプの誘導棒も売られている。これは、ライト部分を反射素材に代えたもので、日中や夜間で光源がある場合に使用されている。
警察官や警備員などの間では、赤く細長い形状から「ニンジン」と俗称されることがある。