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西郷 康員(さいごう やすかず、天正13年(1585年) − 慶長18年6月18日(1613年8月4日))は、江戸時代初期の大名。西郷家員の子。西郷忠員の弟。通称、新太郎。出羽守。室は戸田重元の娘。
慶長6年(1601年)、嫡兄・西郷忠員の死去によって家督を継いだ。
慶長14年12月9日(1609年)、出羽守に叙任される。この時、翌年正月に江戸城で催される謡曲始の儀への出席も許されていた。この謡曲始の儀には、康員以外には、牧野忠成や最上家親、本多康俊などが出席している。
慶長18年6月18日(1613年)に死去。29歳。康員にも実子が無く、弟・西郷正員を跡目とした。