西瀬戸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西瀬戸(にしせと)とは、西部瀬戸内海を取り巻く地域のことで、具体的には、広島県、山口県、愛媛県、高知県、福岡県、大分県、宮崎県の7県のことである。第四次全国総合開発計画にインターブロック交流圏として愛媛県が提唱し、北海道と青森県の青函圏とともに取り上げられるなど、当時、期待を集めた。また、関係知事会議がもたれるなど、関係各県の行政ベースの連携協力は進んだものの、肝心の交流の拡大にはなかなか結びついていない。
なお、瀬戸内しまなみ海道は道路名が西瀬戸自動車道であるが、当初想定した「西瀬戸経済圏」は、西瀬戸自動車道の沿線よりはるかに広く、基幹交通網としては九州と四国との間を直結する交通ルート(九四架橋又は九四海底トンネル)を含むスケールの大きい構想であった。 いまでは夢物語としてすら九四海底トンネルのことを話題にする人も少なくなった。