西海有料道路
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西海有料道路(にしうみゆうりょうどうろ)は、愛媛県南宇和郡愛南町船越と愛南町御荘平城を結んでいた有料道路。
愛媛県道路公社が管理していたが、2006年3月31日に無料開放され愛媛県道320号船越平城線の一部となった。
1973年に東予有料道路とともに建設開始され、1976年3月開通した。半島の背稜を走る観光道路、ドライブウェイとして期待された。30年間の料金徴収期間を終えたため無料開放となったが、当初計画された交通量3000万台に対して、2006年2月時点で1517万台と見込みの半分程度に低迷した。このため未償還金が約31億円発生、最終的に県が補填することとなった。
有料道路であることが観光開発の一つのネックとなっているという見方も地元にはあり、観光振興に期待が寄せられている。
なお、この道路と東予有料道路が同時に無料開放されたのに伴い、愛媛県道路公社は解散となった。
目次 |
[編集] 概要
- 路線名:愛媛県道320号船越平城線
- 起点:愛媛県南宇和郡愛南町船越
- 終点:愛媛県南宇和郡愛南町御荘平城
- 延長:7.2km
- 車線数:2車線
- 事業費:約284000万円
- 料金徴収期間:30年間
[編集] 通行料金(当時)
区分 | 軽車両等 | 軽自動車等 | 普通車 | 大型車Ⅰ | 大型車Ⅱ |
普通通行券 | 50 | 260 | 420 | 630 | 1,470 |
回数券(11回券) | 530 | 2,630 | 4,200 | 6,300 | 14,700 |
回数券(60回券) | 2,630 | 13,130 | 21,000 | 31,500 | 73,500 |
回数券(100回券) | 4,200 | 21,000 | 33,600 | 50,400 | 117,600 |
[編集] 沿革
[編集] 主な接続道路
- 国道56号
- 愛媛県道34号城辺高茂岬線