西尾市憩いの農園
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西尾市憩いの農園(にしおしいこいののうえん)は愛知県西尾市斉藤町にある、植木・観葉植物・盆栽などや園芸資材を産地直売方式で展示即売する緑化木ショッピングセンター。1975年(昭和50年)3月にオープンした
花卉温室展示場やモデル庭園などとあわせて東海地区随一の規模を誇る。また西尾茶を始め、新鮮な農産物や海産物、海老せんべいなどを扱う地域の特産品コーナーもある。開設時は西尾市福地農業協同組合を運営主体としていたが、西尾・幡豆地区の農協合併に伴い、隣接地に開設した西尾市バラ園と共に西三河農業協同組合に運営が引き継がれた。
西尾市の福地地区は、植木栽培が盛んで、約170年程前の江戸時代後期に尾張から伝わった技術をもとに始められ、三河黒松を始めとして全国有数の植木産地となっている。
なお、額田郡幸田町にある幸田憩いの農園(あいち三河農業協同組合が運営)は別組織で関係はない。
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[編集] 西尾市バラ園
西尾では戦前からバラ愛好家が栽培を行っており、1949年(昭和24年)頃に西三バラ会が発足、幡豆郡福地村(現在の西尾市菱池町)の個人の経営するバラ園では苗木を販売していた。しかし1985年(昭和60年)にバラ園が閉園したため周囲からバラ園再建の要望が高まり、1994年(平成6年)に憩いの農園に併設する形で西尾市バラ園(にしおしバラえん)を開設した。
202種類、約3500本のバラが植えられた総面積5,321平方メートルの園内には、温室などの展示バラ園とオーナーバラ園、つるバラのトンネル、芝生公園、庭園などが整備されている。 展示バラ園の温室では四季を問わず色とりどりのバラが楽しめ、またオーナーバラ園は自分のバラの木を植えることのできるオーナー制(オーナー募集は3年に1度、西尾市内在住か在勤が条件で会費が必要)の花壇で、通常の管理をバラ園に代行してもらえる。他にも栽培指導の講習会や研究会が開催されたり、新品種紹介などの情報提供も行われる。 バラの見ごろは4月後半から10月末で、旬である5月はバラまつりのイベントも開催され、10月にもイベントが開かれる。
[編集] 休業日・営業時間
- 1月1日、2日と年間数日の不定期休業日がある。(憩いの農園・バラ園共通)
- 9:00~18:00(4月~9月) 9:00~17:00(10月~3月)
[編集] 交通アクセス
- 鉄道
- バス
- 車・タクシー