西原玲奈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西原 玲奈(にしはら れな、1981年11月20日 - )は日本中央競馬会(JRA)の騎手である。栗東の須貝彦三厩舎所属。JRA史上6人目の女性騎手である。佐賀県出身で血液型はA型。
中学生の頃に牧原由貴子(現姓:増沢)や細江純子らがデビューしたのを見て騎手になりたいと思うようになった。西原は細江にファンレターも出したという。
初騎乗は2000年3月4日、中京競馬第2競走のリブレットで、13頭立ての11着だった。初勝利は同年3月25日中京競馬第7競走で、キンザンウイニングに騎乗してのものであった。デビュー9戦目の勝利は女性騎手としての最速記録である。
2002年6月2日中京競馬第5競走で、キタサンアルダーンに騎乗して障害戦に初挑戦。しかし落馬して競走中止。右足脛骨骨折、腓骨骨折、腰椎圧迫骨折という重傷を負ってしまった。引退も噂されたが、約1年後に見事に復帰した。復帰後の初勝利では武豊騎手との叩き合いを制しての勝利だった。
重賞の勝鞍はJRAではないが、地方競馬では2003年に荒尾競馬で行われた霧島賞にカシノコールミーで勝利している。
2006年現在、JRA所属の女性騎手は西原玲奈と増沢由貴子の2人のみである。騎乗回数も近年は年間30回以下と少なく、しかもそのほとんどが須貝厩舎に所属する馬であるため厳しい状況が続いている。