虹と雪のバラード
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虹と雪のバラード(にじとゆきのばらーど)は1972年2月に開催された札幌オリンピックのテーマソングである。作詞は河邨文一郎、作曲は村井邦彦。
1971年3月からNHK「みんなのうた」の「札幌五輪のうた」のコーナーで流された。レコードはトワ・エ・モワ、黛ジュン、菅原洋一、ピンキーとキラーズ、佐良直美、ジャッキー吉川とブルー・コメッツ、スクールメイツなどの競作で発売されたが、人気と売上はトワ・エ・モワの一人勝ちでこの年の第22回NHK紅白歌合戦でもトワ・エ・モワがこの曲を歌った。
人が集まるイメージと、町ができあがるイメージなどを盛り込んだ歌としてオリンピック後も人々に親しまれ、時々CMソングとしても流れる事がある。札幌を代表する歌のひとつとしてさっぽろ雪まつりの会場内でも頻繁に流され、ご当地ソングの代表的な例であるといえる。
オリンピック当時は多くの学校で唱歌として採用された。そのため意外と1番2番の歌詞を知っている人が多い歌でもある。今でも学校唱歌としても時々使用されている。
2005年9月、札幌オリンピックジャンプ競技の舞台となった大倉山ジャンプ競技場に、歌碑が設置された。除幕式にはトワ・エ・モワの2人も参加してこの歌を熱唱した。
2005年中日ドラゴンズの札幌シリーズからは、交流戦の札幌ドームでの北海道日本ハム戦の時の中日の札幌シリーズの限定の応援歌となっている。