虎尾山
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虎尾山(とらおやま)は、三重県伊勢市にある山(丘陵)の名称である。
[編集] 概要
伊勢市市街の東端、尾上町地区に位置する小高い丘であり、標高は50.9mである。明治末期には虎ヶ尾と呼ばれていたが、その後に笠松山と虎尾山の名称が併用して使用されるようになり、現在では虎尾山の名称が一般的に定着している。笠松山の呼称は、かつて頂上に松の木が植えられていたと言う事による物で、虎尾山の名称は虎尾川と呼ばれる小川が、江戸時代にここを源流として流れていた事による物であると言われる。
現在、山への参道は草木に覆われた獣道のようになっているが、頂上には明治聖代戦役記念碑として、1928年より日露戦争の記念碑が建立されている。昭和期は、虎尾山一帯が「虎尾山遊園地」として整備されており、その一環で皇国史観教育に基づき、立てられた物であると見られている。
元々は、3つの古墳であったとされている。現在では、近鉄鳥羽線が長さ約25.5mのトンネル(虎尾山トンネル)でこの丘を貫通している。
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