藤枝市民グラウンド球技場
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藤枝市民グラウンド球技場(ふじえだしみんぐらうんどきゅうぎじょう)は静岡県中部、藤枝市にあるサッカー・ラグビーの専用グラウンド。
収容人員は約3000人。1967年の完成で、静岡県の球技専用スタジアムとしては草薙球技場、ホンダ都田サッカー場、静岡県遠州灘海浜公園球技場とともに老舗的存在にある。1982年に結成された中央防犯ACM藤枝サッカー部(現在はプロのアビスパ福岡と、中央防犯社員によるサッカー部に実質上分割)のホームスタジアムとして使用された。比較的ピッチとスタンドが近いためサポーターからの評判も高かった。
しかし、藤枝ブルックスと名乗っていた1994年ごろにJリーグを目指そうと市民が中心となって運動を起こしたものの、このグラウンドの改修が困難なこと、また新設される藤枝市総合運動公園サッカー場のオープン(2002年竣工)に時間がかかることから藤枝残留を見送り、チーム招致運動が高まっていた福岡への移転を決断したという。
また、前述の新スタジアムの完成と老朽化に伴って、2003年のNEW!!わかふじ国体の開催終了とともに球技場を閉鎖してテニスコートにする計画案が浮上したこともあるが、その計画は凍結されている模様で球技場は現存している。隣接して野球場がある。