董平
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董平（とうへい）は、中国の小説で四大奇書の一つである『水滸伝』の登場人物。
梁山泊第十五位。宿星は天立星。渾名は双槍将（そうそうしょう）。両手にそれぞれ一本ずつ槍を持っていた為である。他に、董一撞（とういっとう）、風流双槍将（ふうりゅうそうそうしょう）とも呼ばれる。董一撞は、「一撃の董」という意味で、風流双槍将とは、武芸だけではなく、礼教・学問・管弦にも通じていたことに由来する。
常に「英雄双槍将」「風流万戸侯」の旗印を掲げて戦った。梁山泊での役職が五虎将第五位と、五虎将の一人というとても高い役職に就いていたが、入山がかなり遅かったために、梁山泊の戦力として大いにその武勇を発揮したものの、いまいち印象は薄い。また前述の自意識過剰気味な旗印、好漢のタブーとも言うべき略奪婚を行い、負傷している上に自身の状態を省みず死地に赴き、相棒の張清まで巻き込んでいることから「人格に問題があるのでは?」と囁かれる人物の一人である。
