荊冠旗(けいかんき)とは、全国水平社およびその後継団体の一つである部落解放同盟の団体旗。荊冠とは、キリストが十字架の上で被せられた荊の冠であり、受難と殉教の象徴。デザイン考案者は、全国水平社創立者の一人、西光万吉である。
水平社時代の荊冠旗は、黒地(差別が続く暗黒社会の象徴)の中に血の色(殉教の象徴)の荊冠が描かれていたが、戦後は全面黒地を赤地に変え、左肩に荊冠を配すると共に希望の白い星が挿入された。
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